キングズソード

キングズソード
第47回帝王賞(2024年6月26日)
欧字表記 King's Sword[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2019年4月4日(5歳)[1]
シニスターミニスター[1]
キングスベリー[1]
母の父 キングヘイロー[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[1]
生産者 日進牧場[1]
馬主 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン[1]
調教師 寺島良栗東[1]
競走成績
生涯成績 17戦8勝[1]
中央:13戦6勝
地方:4戦2勝
獲得賞金 3億1449万1000円[1]
中央:1億2149万1万円
地方:1億9300万円
(2024年6月24日現在)
WBRR I118 / 2023年[2]
勝ち鞍
JpnI JBCクラシック 2023年
JpnI 帝王賞 2024年
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キングズソード(欧字名:King's Sword2019年4月4日 - )は、日本競走馬[1]2023年JBCクラシック2024年帝王賞の勝ち馬である。

馬名の意味は、王の。全兄キングズガードより連想。兄のような活躍を願って[3]

経歴

3歳(2022年)

1月10日中山ダート1800mの3歳新馬戦でデビュー。レースでは好スタートからハナを奪うと、最後の直線でレッドラパルマとの叩き合いを3/4差退けて逃げ切り勝ちを収める[4]。その後の2戦はいずれも着外に終わったが、7月3日小倉ダート1700mの3歳以上1勝クラスで2勝目を挙げる。その後は再び勝ち切れないレースが続いていたが12月17日の赤穂特別では中団から脚を伸ばして先頭に立つと後続に10馬身差をつけ3勝目をマークし、3歳シーズンを終えた。

4歳(2023年)

2月25日の伊丹ステークスでは道中中団追走から最後の直線で早め先頭に立ったサンライズアリオンをクビ差差し切って4勝目を挙げ、オープン入りする。重賞初挑戦となった4月16日のアンタレスステークスでは後方から懸命に追い込んできたがプロミストウォリアの3着と惜敗。6月11日の三宮ステークスでは中団後方から鋭く脚を伸ばすと、最後はメイクアリープとの叩き合いをハナ差制しオープン特別初勝利をマークする[5]。続く8月12日の阿蘇ステークスでは道中中団で追走し、最後の直線で先に抜け出したスレイマンを鋭く差し切ってオープン特別2連勝とした[6]。11月3日に行われたJBCクラシックでは道中3・4番手の好位追走から直線で抜け出すと最後は逃げ粘るノットゥルノに4馬身差をつけ圧勝、JpnI初制覇を飾るとともに、鞍上のジョアン・モレイラにとっては外国人騎手初の同競走制覇ともなった[7]。しかし2度目の鞍上となった岩田望来に乗り替わった東京大賞典では2番人気に推されながら5着[8]

5歳(2024年)

2月18日、JRAG1初出走で初のマイル戦となったフェブラリーステークスでは好スタートを切ったものの、中団の外へ出すと終始馬群の外を回ることになり、脚がたまり切らなかったが前半のハイペースで先行馬が崩れる中を追い上げたが5着に終わる[9]。5月1日、かしわ記念で鞍上がモレイラに戻り、1番人気になるが不良馬場が合わず4着[10]。6月26日、新馬戦以来のコンビとなる藤岡佑介を背に帝王賞に出走。スタートから好位につけて絶好の手応えで直線を抜け出すと、追いすがるウィルソンテソーロに1馬身3/4差をつけてJpn1の2勝目を挙げた[11]。11月1日、左前屈腱炎が判明したとヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンが公式サイトで発表した。クラブによると現時点では復帰を目指す予定となっている[12]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[13]およびnetkeiba.com[14]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022.01.10 中山 3歳新馬 ダ1800m(良) 11 6 7 001.70(1人) 01着 R1:56.8(38.8) -0.2 0藤岡佑介 56 (レッドラパルマ) 500
0000.03.05 阪神 3歳1勝クラス ダ1800m(良) 12 2 2 025.00(6人) 08着 R1:55.6(41.3) -2.3 0藤岡康太 56 ノットゥルノ 498
0000.06.05 中京 3歳上1勝クラス ダ1400m(良) 15 5 8 005.40(3人) 06着 R1:24.7(36.7) -0.8 0今村聖奈 50 モズリッキー 498
0000.07.03 小倉 3歳上1勝クラス ダ1700m(良) 13 8 13 002.20(1人) 01着 R1:45.4(38.4) -0.7 0今村聖奈 50 (ケイアイメビウス) 498
0000.07.24 小倉 岩国特別 2勝 ダ1700m(良) 16 1 1 007.10(3人) 05着 R1:44.9(38.1) -0.4 0今村聖奈 54 レガーメペスカ 500
0000.09.17 中京 大府特別 2勝 ダ1800m(良) 15 4 7 005.10(2人) 05着 R1:53.0(37.8) -1.1 0今村聖奈 54 ビヨンドザファザー 496
0000.11.26 阪神 3歳上2勝クラス ダ1800m(稍) 13 2 2 005.20(4人) 02着 R1:51.9(38.2) -0.4 0今村聖奈 52 ミッキーヌチバナ 498
0000.12.17 阪神 赤穂特別 2勝 ダ1800m(稍) 11 6 7 001.60(1人) 01着 R1:53.2(37.1) -1.6 0川田将雅 56 (ナムアミダブツ) 506
2023.02.25 阪神 伊丹S 3勝 ダ1800m(稍) 16 2 4 004.70(2人) 01着 R1:51.1(36.3) -0.0 0岩田望来 57 (サンライズアリオン) 512
0000.04.16 阪神 アンタレスS GIII ダ1800m(重) 15 6 11 006.60(2人) 03着 R1:49.9(36.9) -0.4 0岩田康誠 57 プロミストウォリア 506
0000.06.11 阪神 三宮S OP ダ1800m(重) 15 1 1 002.10(1人) 01着 R1:49.9(35.6) -0.0 0川田将雅 56.5 (メイクアリープ) 502
0000.08.12 小倉 阿蘇S OP ダ1700m(良) 16 2 4 002.10(1人) 01着 R1:42.0(36.3) -0.2 0川田将雅 58 (スレイマン) 502
0000.11.03 大井 JBCクラシック JpnI ダ2000m(良) 10 8 9 007.40(4人) 01着 R2:05.1(37.9) -0.9 0J.モレイラ 57 (ノットゥルノ) 514
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI ダ2000m(良) 9 1 1 004.00(2人) 05着 R2:07.7(37.6) -0.4 0岩田望来 57 ウシュバテソーロ 510
2024.02.18 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(良) 16 6 11 009.40(4人) 05着 R1:36.0(37.0) -0.3 0岩田望来 58 ペプチドナイル 520
0000.05.01 船橋 かしわ記念 JpnI ダ1600m(不) 13 8 13 003.30(1人) 04着 R1:39.8(39.4) -0.8 0J.モレイラ 57 シャマル 523
0000.06.26 大井 帝王賞 JpnI ダ2000m(稍) 13 8 12 004.50(3人) 01着 R2:06.9(37.8) -0.3 0藤岡佑介 57 ウィルソンテソーロ 526
  • 競走成績は2024年6月26日現在

血統表

キングズソード血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 シアトルスルー系

*シニスターミニスター
鹿毛 2003
父の父
Old Trieste
栗毛 1995
A.P. Indy Seattle Slew
Weekend Surprise
Lovlier Linda Vigors
Linda Summers
父の母
Sweet Minister
鹿毛 1997
The Prime Minister Deputy Minister
Stick to Beauty
Sweet Blue Hurry up Blue
Sugar Gold

キングスベリー
鹿毛 2004
キングヘイロー
鹿毛 1995
*ダンシングブレーヴ Lyphard
Navajo Princess
*グッバイヘイロー Halo
Pound Foolish
母の母
リボンストロベリー
鹿毛 1997
*デインヒル Danzig
Razyana
ハローキティー *ラシアンルーブル
ハードエントリー
母系(F-No.) アストニシメント(GB)系(FN:7-c) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5(母内)、Squander 5×5(母内) [§ 3]
出典
  1. ^ [15]
  2. ^ [15]
  3. ^ [15]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o キングズソード”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年11月3日閲覧。
  2. ^ The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2023”. 国際競馬統括機関連盟. 2024年1月24日閲覧。
  3. ^ 競走馬情報 - キングズソード”. 日本中央競馬会. 2023年11月3日閲覧。
  4. ^ 【中山新馬戦】キングズソードが逃げ切りV 藤岡佑「調教よりもいい走りを」スポーツニッポン、2022年1月10日配信・閲覧
  5. ^ 【三宮S】キングズソードが激烈な叩き合いを制してオープン初勝利サンケイスポーツ、2023年6月11日配信・閲覧
  6. ^ 【阿蘇S】人気のキングズソードが鮮やかに差し切ってオープン連勝サンケイスポーツ、2023年8月12日配信・閲覧
  7. ^ 【JBCクラシック】キングズソードが力強く抜け出し4馬身差V!モレイラ騎手に導かれJpnI初制覇サンケイスポーツ、2023年11月3日配信・閲覧
  8. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年12月29日). “【東京大賞典】ウシュバテソーロが直線大外から豪快に差し切りV!史上5頭目の連覇で激動の一年締めくくる”. サンスポZBAT!. 2024年11月2日閲覧。
  9. ^ 【フェブラリーS】初のマイル挑戦キングズソードは5着 岩田望「力のあるところは見せてくれました」”. 東スポ競馬 (2024年2月18日). 2024年11月2日閲覧。
  10. ^ 【かしわ記念】1番人気キングズソードは3番手追走も4着 モレイラ騎手「この馬にとってベストの馬場ではなかった」”. スポーツ報知 (2024年5月1日). 2024年11月2日閲覧。
  11. ^ 【帝王賞】キングズソードが藤岡佑介騎手と新馬戦以来のコンビで快勝 寺島調教師「東京大賞典使いたい」”. スポーツ報知 (2024年6月27日). 2024年11月2日閲覧。
  12. ^ 帝王賞覇者キングズソード、左前屈腱炎でJBCクラシック回避 休養して復帰を目指す - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年11月2日閲覧。
  13. ^ キングズソード 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年11月5日閲覧。
  14. ^ キングズソードの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年11月5日閲覧。
  15. ^ a b c 血統情報:5代血統表|キングズソード”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年11月3日閲覧。

外部リンク