オルベア Orbea
種類
協同組合 業種
自転車 設立
1931年 本社
、 事業地域
世界規模 製品
自転車、自転車関連部品 ウェブサイト
公式サイト
オルベア (Orbea)は、スペイン 最大の自転車 メーカー。モンドラゴン協同組合企業 グループの一員であり、バスク州 ビスカヤ県 マリャビア (英語版 ) に本社を置いている。
歴史
1840年にライフル銃 と拳銃 の製造企業として始まり、1930年代に自転車 の製造を開始した。オルベアは自転車の設計から製造までを行い、上級モデルの一部はポルトガル の工場で、それ以外のモデルはビスカヤ県 マリャビア (英語版 ) にある工場で、一部のモデルは中国 の工場で[ 1] 製造している。
バスク地方 のUCIプロチーム であるエウスカルテル・エウスカディ (2013年解散)や、アメリカ合衆国のヘリング・ガス・チームなど、オルベアはいくつかの自転車競技チームのスポンサーとなっている。2008年に開催された北京オリンピック では、スペイン代表のサムエル・サンチェス がオルベア・Orca(オルカ)に乗って男子個人ロードレース 部門で金メダルを獲得し、フランス代表のジュリアン・アプサロン がオルベア・Alma(アルマ)に乗ってMTBクロスカントリー 部門で金メダルを獲得し、MTBクロスカントリー部門では同じくフランス代表のジャン=クリストフ・ペロー が銀メダルを獲得した。トライアスロン選手のクレイグ・アレクサンダー は、2008年から2011年までに世界選手権で3度優勝しているが、最初の2度はオルベア・Ordu(オルドゥ)に乗って勝ち取ったものだった。アレクサンダーはその後もオルベアの自転車に乗る予定であり、2010年にはオルベアと生涯契約を交わしていたが[ 2] 、2011年に他社の自転車に乗り換えた。
特徴
ORCA
ロンドンオリンピック で競技中のジュリアン・アプサロン
ロードバイク 、マウンテンバイク の開発だけでなく、カーボンフレーム のデザイン、生産も行っている。バスク地方 はピレネー山脈 の麓にあり、ミゲル・インドゥライン をはじめとする多くの有名なプロサイクリストを輩出している。その影響か、同社のバイクは登り坂でその性能を最大限に発揮する。
同社の誇るフレーム製造技術に、SSN (size specific nerve) がある。一般的な製造方法では、同じフレームに対して全サイズで同じチューブ素材を使用するが、それではフレームサイズによってフレームの剛性や性能が異なってしまう。オルベアのSSN技術では、すべてのサイズで同じ性能を実現するために、あたかもサイズごとに別のフレームを設計しなおすかのような工程を経て製造されている。これは、フレームがカーボン素材だからこそ可能になった技術で、オルベアのOrca(オルカ)、Ordu(オルドゥ)、Onix(オニキス)の3モデルに採用されている。スチール素材を使用したフレームはイタリアの鋼管メーカーであるコロンバス が製造している[ 3] 。
脚注
関連項目
外部リンク
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