アウテシオーン(古希: Αὐτεσίων, Autesiōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアウテシオンとも表記される。オイディプースの曾孫にあたるテーバイ王ティーサメノスの息子で[1]、テラ島に入植したテーラース[2][3][1][4][5][6]、スパルタの王アリストデーモスと結婚したアルゲイアーの父[7][8][3][4]。
アウテシオーンはラーイオスとオイディプースに起因する復讐の女神エリーニュスの災いを受けたため、神託に従ってドーリス人が治めるスパルタに去った[9]。その後、ペーネレオースの孫ダマシクトーンがテーバイ王に選出された[10]。
系図
脚注
- ^ a b パウサニアス、3巻15・6。
- ^ ヘーロドトス、4巻147。
- ^ a b パウサニアス、3巻1・7。
- ^ a b パウサニアス、4巻3・4。
- ^ パウサニアス、4巻7・8。
- ^ パウサニアス、7巻2・2。
- ^ ヘーロドトス、6巻52。
- ^ アポロドーロス、2巻8・2。
- ^ パウサニアス、9巻5・15。
- ^ パウサニアス、9巻5・16。
参考文献