『ゆかいな海賊大冒険』(ゆかいなかいぞくだいぼうけん、The Big Adventure of The Fantastic Pirates )は、日本のミュージカル。1982年・1983年・1984年に上演された。演出・主演 : 千葉真一。ジャパンアクションクラブ(JAC)のメンバーをメインキャストとした作品である。
解説
1981年に千葉真一が演出した『スタントマン物語』に続く、JACミュージカルの第2回作品。当初千葉は深作欣二に演出を依頼していたが、スケジュール調整がつかなかったため、新宿コマ劇場の要望で千葉が演出することとなった[1]。1982年の公演では新宿コマ劇場の新装開場記念として、ダグ・ヘニングのニューアメリカンマジックショー(イリュージョン)と同時上演だった[2]。新宿コマ劇場はこの時、「夏休み期間のため内容をファミリー向けにして、イリューションを劇に入れてほしい」と千葉へ注文つけていたが、ストーリーとイリュージョンがどうしても噛み合わないことから、千葉はフィナーレの30分間にまとめてイリュージョンを行う苦渋の演出をしている[1]。本作は1983年に梅田コマ劇場で再演、1984年の新宿コマ劇場における三演では一部の配役を除き、A, Bキャストに振り分けられたが(#キャスト・#上演)、3年間にわたって満員御礼となる記録的な成功を収めた[3]。
スタッフ
ストーリー
大嵐の海に海賊船が姿を現した。海賊・ダイダロス船長とその手下たちは、稲妻が光り雷鳴の轟く真っ只中を、平然と歌いながらやってくる。船は島に着き、ダイダロスたちは降りてきた。海賊たちは陸に上がり宴をしながら、嵐が去るのを待っていた。嵐も収まり、船を出航させようとみな乗り込むが、ダイダロスは一番可愛がっている一の手下・イカロスに「ここに残れ」と告げる。
キャスト
パンフレットの表記順[4]。1982年・1983年はAキャストのみで、1984年はA, Bキャスト2通りで公演された。
上演
媒体
脚注
関連項目