しし座θ星(ししざシータせい、θ Leo / θ Leonis)は、しし座の恒星で3等星。
特徴
A型スペクトルの主系列星から準巨星に分類される[6]。およそ4500万年前に誕生したときにはB8型の主系列星であり、将来は質量の大きな白色矮星になるものと考えられている[6]。典型的なAm星で、カルシウムやスカンジウムのような軽い金属が少なく、鉄を含む重い元素が多く見られる[6]。特にストロンチウムやバリウムは通常の恒星の5倍から8倍ほど多い[6]。
名称
固有名のシェルタン[2] (Chertan[3][4]) は、アラビア語で「2つの小さなあばら骨」を意味する al-khurtān に由来する[3]。これは、δ星とθ星による月宿の名前として用いられたものが、近年になったθ星の名称として使われるようになったものである[3]。2016年7月20日、国際天文学連合の恒星の固有名に関するワーキンググループは、Chertan をしし座θ星の固有名として正式に承認した[4]。
脚注
注釈
- ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
- ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記
出典