松田 力(まつだ りき、1991年7月24日 - )は、大阪府大阪市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・カターレ富山所属。ポジションはフォワード。
ガンバ大阪所属のサッカー選手の松田陸は双子の兄。
特別指定選手の最多得点記録保持者(J1リーグ戦4得点)。
来歴
インドネシア人の父と日本人の母の間に生まれ、小学校1年でサッカーを始めた[2]。立正大学淞南高校を経て、びわこ成蹊スポーツ大学へ進学。双子の兄の松田陸とともにチームを牽引し、3年時には関西学生サッカーリーグ1部で25得点を挙げ得点王に輝いた[3]。
2013年5月、大分トリニータに特別指定選手として登録[4]。同月22日のナビスコ杯グループリーグ第7節・サガン鳥栖戦で先発出場し、公式戦デビューを果たした。9月に大学のリーグ戦が始まる関係から8月末までが実質的な帯同期間となったが、リーグ戦では9試合に出場しチーム2位の4得点を記録した。これは特別指定選手の最多得点記録である。
複数クラブとの競合の末、2014年に名古屋グランパスへ入団[5][6]。ちなみに名古屋は、前年大分に特別指定選手として登録されていた松田に2得点を献上している[7]。
2015年8月にジェフユナイテッド千葉へ期限付き移籍。背番号の38は大分での特別指定選手時代にも着用していた番号である。千葉へ加入後、8試合で4得点という結果を残し、千葉が苦手とする夏の得点不足を松田が補った。以降は得点は無かったが、計15試合に出場した。
翌2016年、名古屋に復帰[8]。同年2月に吉本興業とマネジメント契約を結ぶ[2]。
2017年、J2・アビスパ福岡へ完全移籍[9]。福岡へ加入後は主力として活躍。
2019シーズンはキャリアハイ、そしてチーム得点王となる8得点を記録したが、11月26日に契約満了による退団が発表された[10]。
2020年1月6日、ヴァンフォーレ甲府へ移籍する事が発表された。
2021年シーズンより兄の松田陸が所属するセレッソ大阪へ移籍[11]。背番号は22番、兄の陸は2番を付けている。
2022年1月6日、契約満了による退団が発表された[12]。
2022年1月20日、愛媛FCへ加入することが発表された[13]。
2023年、背番号を10番に変更。チームのエースとして活躍し、第25節終了時点で自身初のシーズン2桁得点を記録した。第35節FC今治との「伊予決戦」では体を張ったヘディングシュートで先制点を奪取。結果的にこれが決勝点となり、自身のゴールでJ3優勝とJ2昇格を決めた[14]。また、同シーズンではキャリアハイを更新する13得点を記録し、J3ベストイレブンと最優秀選手賞を受賞した[15]。
2024年11月13日、愛媛FCから契約満了による退団が発表された[16]。
2024年12月25日、カターレ富山に加入することが発表された[17]。
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2013 |
大分 |
38 |
J1 |
9 |
4 |
1 |
0 |
- |
10 |
4
|
2014 |
名古屋 |
17 |
31 |
1 |
6 |
1 |
4 |
3 |
41 |
5
|
2015 |
11 |
1 |
4 |
1 |
- |
15 |
2
|
千葉 |
38 |
J2 |
15 |
4 |
- |
2 |
1 |
17 |
5
|
2016 |
名古屋 |
J1 |
14 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
14 |
1
|
2017 |
福岡 |
8 |
J2 |
31 |
4 |
- |
2 |
0 |
33 |
4
|
2018 |
17 |
37 |
6 |
- |
1 |
0 |
38 |
6
|
2019 |
36 |
8 |
- |
1 |
0 |
37 |
8
|
2020 |
甲府 |
16 |
36 |
4 |
- |
- |
36 |
4
|
2021 |
C大阪 |
22 |
J1 |
20 |
1 |
4 |
1 |
1 |
0 |
25 |
2
|
2022 |
愛媛 |
J3 |
29 |
8 |
- |
- |
29 |
8
|
2023 |
10 |
34 |
13 |
- |
- |
34 |
13
|
2024 |
J2 |
32 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
32 |
3
|
2025 |
富山 |
|
|
|
|
|
|
|
|
通算 |
日本 |
J1
|
85 |
8 |
15 |
3 |
5 |
3 |
105 |
14
|
日本 |
J2
|
187 |
29 |
- |
6 |
1 |
193 |
30
|
日本 |
J3
|
63 |
21 |
- |
- |
63 |
21
|
総通算
|
335 |
58 |
15 |
3 |
11 |
4 |
393 |
65
|
その他の公式戦
その他の国際公式戦
選抜歴
- 2012年 関西大学選抜
- 2013年 関西大学選抜
タイトル
クラブ
- 関西学生選抜
- 愛媛FC
個人
- 関西学生サッカーリーグ1部 新人賞 (2010年)
- 関西学生サッカーリーグ1部 優秀選手賞 (2012年、2013年)
- 関西学生サッカーリーグ1部 得点王 (2012年)
- デンソーカップチャレンジサッカー ベストイレブン (2012年)
- J3 ベストイレブン:1回 (2023年)
- J3 最優秀選手賞:1回 (2023年)
脚注
関連項目
外部リンク
受賞歴 |
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J1 |
1990年代 |
- 93: 三浦知良, ディアス
- 94: 武田修宏, 高木琢也
- 95: 福田正博, 三浦知良, ストイコビッチ, 森島寛晃
- 96: 三浦知良, ストイコビッチ, 岡野雅行
- 97: 中山雅史, エムボマ
- 98: 中山雅史, 柳沢敦
- 99: ストイコビッチ, 黄善洪
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2000年代 |
- 00: ツゥット, 中山雅史, 西澤明訓
- 01: ウィル, 柳沢敦
- 02: エメルソン, 高原直泰, 中山雅史
- 03: エメルソン, ウェズレイ, 久保竜彦
- 04: エメルソン, マルケス, 大黒将志
- 05: アラウージョ, 佐藤寿人
- 06: ワシントン, マグノ・アウベス
- 07: ジュニーニョ, バレー
- 08: マルキーニョス, 柳沢敦
- 09: 岡崎慎司, 前田遼一
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2010年代 |
- 10: 前田遼一, ケネディ
- 11: ケネディ, ハーフナー・マイク
- 12: ウイルソン, 佐藤寿人, 豊田陽平
- 13: 大迫勇也, 大久保嘉人, 川又堅碁
- 14: 大久保嘉人, 宇佐美貴史, パトリック
- 15: 大久保嘉人, 宇佐美貴史, ドウグラス
- 16: 小林悠, レアンドロ
- 17: 興梠慎三, 小林悠, 杉本健勇
- 18: ジョー, ファン・ウィジョ
- 19: ディエゴ・オリヴェイラ, 永井謙佑, 仲川輝人, マルコス・ジュニオール
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2020年代 |
- 20: エヴェラウド, オルンガ
- 21: 旗手怜央, レアンドロ・ダミアン, 前田大然
- 22: チアゴ・サンタナ, エウベル, マルシーニョ
- 23: アンデルソン・ロペス, 大迫勇也, 武藤嘉紀
- 24: アンデルソン・ロペス, 大迫勇也, 武藤嘉紀, 宇佐美貴史, 知念慶
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J2 |
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J3 |
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ベストイレブン(GK - DF - MF - FW) - JCB |
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