『川本真琴 』(かわもとまこと)は、1997年 6月25日 に発売された川本真琴 のデビュー・アルバム 。
解説
ヒット・シングル3枚を収録しており、ファースト・アルバムでいきなりオリコンチャート 初登場1位、100万枚を超えるセールスを記録した。
文字数は多いが字余り感はなくリフレインの多い歌詞と、独特の抑揚を持ちつつもキャッチーなメロディーラインが特徴的な音符の多い楽曲がリリース当時の作風だった[ 1] 。デビューシングル「愛の才能 」のコンポーザーであり彼女自身もファンを公言していた岡村靖幸 以外にも、ジョニ・ミッチェル やボブ・ディラン 、あるいは井上陽水 からの影響もあるといい、その辺りの要素を意識的に取り入れていた[ 1] 。サウンドメイキングは多彩で、「STONE」でSPARKS GO GO が演奏に参加してロックサウンドを聴かせ、それ以外にも佐橋佳幸 (ギター )、有賀啓雄 (ベース )、江口信夫 (ドラムス )ら名うてのミュージシャンが名を連ねるなど新人アーティストとしては破格の音作りがなされている[ 1] 。
ポスター状の歌詞カードに記載された全10曲の歌詞のフォント(書体)はそれぞれ異なっており、言葉の共通点がある部分は互いのフォントが交換されている[ 注 1] [ 1] 。
2014年に本人監修による最新リマスタリングを施して高音質CD Blu-spec CD2 で2ndアルバム『gobbledygook 』と共に復刻された[ 2] 。
収録曲
CD 全作詞: 川本真琴。 # タイトル 作詞 作曲 編曲 時間 1. 「10分前」 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 4:15 2. 「愛の才能 (ALBUM VERSION)」(1枚目のシングル) 川本真琴 岡村靖幸 岡村靖幸 4:48 3. 「STONE」(SPARKS GO GO が演奏) 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 4:50 4. 「DNA 」(2枚目のシングル) 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 5:45 5. 「EDGE」 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 5:49 6. 「タイムマシーン」 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 4:46 7. 「やきそばパン」 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 3:58 8. 「LOVE&LUNA 」(2枚目のシングルのカップリング曲) 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 4:19 9. 「ひまわり」 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 4:40 10. 「1/2 」(3枚目のシングル) 川本真琴 川本真琴 石川鉄男 5:15
楽曲クレジット
川本真琴 (vocals ) - M1-10
石川鉄男 (programming )/ (keyboards ) - M7, 9
岡村靖幸 (guitars ) - M2
山木秀夫 (drums ) - M2
有賀啓雄 (bass ) - M1, 2, 5
江口信夫 (drums) - M1, 4-10
飯尾芳史 (engineering )/ (drums) - M10/ (percussions ) - M7, 9, 10
ナスノミツル (bass) - M4, 6-8, 10
佐橋佳幸 (guitars) - M1, 4-10
小倉博和 (guitars) - M1, 9
柴田俊文 (keyboards) - M4-6, 8, 10
山本拓夫 (sax , flute ) - M8
赤川新一 (engineering) - M3, 5, 9
SPARKS GO GO (band ) - M3
タイアップ
脚注
注釈
^ 例として「バス亭に1ッコだけ咲くひまわり」(「ひまわり」)と「おじぎのひまわり」 (「1/2」)が挙げられる。
出典
関連項目
国道8号 - 彼女の地元である福井市を通る国道。タイムマシーン(#6)に登場する。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月