国際ダンスデー(こくさいダンスデー、英語: International Dance Day)はUNESCOの演劇部門を担当する国際演劇協会が実施する国際的なダンスの祭典。国際デーの一つでもある。近代バレエの父と言われるジャン=ジョルジュ・ノヴェールの誕生日である4月29日に毎年開催されている[1][2]。
概要
1982年に創設されて以来、毎年一人のダンサーもしくは振付師が選出され、代表メッセージを表明している[3]。さらに、メインイベントが毎年開催されており、ダンスの披露やワークショップ、人道プロジェクト、スピーチなどが実施されている[3]。
国際ダンスデーを通じ、世界中の政府や政治家に対してダンスの重要性、価値を表明することが目的とされている。
式典・イベント
毎年4月29日に国際演劇協会がダンサー、振付師、学生などを記念式典に招待する。
記念式典の開催地は国際演劇協会の理事会が選出し、2017年は上海、2018年はハバナで開催された[4]。
記念式典のプログラムは多様であるが、毎回トップダンサーによるダンスパフォーマンス、基調講演、代表メッセンジャーからのスピーチが実施されている。
また、同日には世界中で記念イベントが開催され、ダンスパフォーマンスやワークショップなどが実施される[5]。
代表メッセージ
毎年、国際ダンスデー当日に代表メッセンジャーからのメッセージが発表される。代表メッセンジャーは国際演劇協会が世界中のダンサー、振付師から選出し、過去にはトリシャ・ブラウン、アリシア・アロンソ、マース・カニンガムなどが選出されている。
2018年には国際演劇協会70周年を記念して、ユネスコ5地域から代表が1名ずつ選出された[6]。
以下は代表メッセンジャーの一覧である[7]。
脚注
- ^ “国際ダンスデー”. 今日は何の日. Smart News (2017年4月29日). 2020年4月29日閲覧。
- ^ “International Dance Day”. International Theatre Institute. 2020年4月29日閲覧。
- ^ a b “International Dance Day”. International Theatre Institute. 2020年4月29日閲覧。
- ^ “Main Event”. International Dance Day. Futura Communications (March 13, 2017). March 13, 2018閲覧。
- ^ “Celebrating the International Dance Day”. International Dance Day. 国際演劇協会. 2020年4月29日閲覧。
- ^ “This Year’s Message Authors”. International Dance Day. 国際演劇協会. 2020年4月29日閲覧。
- ^ “Past Message Authors”. International Dance Day. 国際演劇協会. 2020年4月29日閲覧。
外部リンク