千葉県立船橋高等学校(ちばけんりつ ふなばしこうとうがっこう)は、千葉県船橋市東船橋六丁目にある県立高等学校。
通称「船高」(ふなこう)、「県立船橋」(けんりつふなばし)、「県船[1]」(けんふな)[2]。単に「船橋高校」(ふなばしこうこう)と呼ばれることもある[3]が、同名の高校が複数存在するので、特に区別する必要がある場合は正式名称か上記の通称が使用される。
千葉県の進学指導重点校、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール (SSH) 指定校。船橋市、市川市、八千代市、習志野市、浦安市、松戸市で構成される第二学区にある。理数科は全県学区。
千葉県立千葉中学校・高等学校、千葉県立東葛飾中学校・高等学校と共に千葉公立御三家と称される[4][5]。御三家の中で唯一、中高一貫校でなく附属中学校を持たない。
普通科の志願倍率は毎年県内1、2を争う程高く、特に前後期制が採用されていた2020年度までは、前期・普通科の倍率が6年連続で県内1位を記録した。理数科の倍率は例年1.5倍前後で推移している。
第二次世界大戦後、当時の学校長・山口久太の"図書室を中心とした学校づくり"の理念のもと、全国で初めて開架式図書館を導入した。GHQ関東軍政部と文部科学省が、その図書運営方式を参考に1953年に学校図書館法を制定し、現在多くの小・中学校、高等学校で採用されている図書室様式の先駆けとなった[6]。
著名な教員として人見元基(元ロック歌手、BOWWOW所属)がいる。
小説・ドラマ「高校入試」(湊かなえ脚本・著)の舞台・橘第一高校のモデル校であり、1970年に実際に本校で発生した入試問題漏洩事件を題材にしている。
これらの方針に基づき、生徒が学習や部活動に生き生きと活動する環境づくりをさらに推進するとともに、生徒一人一人の夢の実現に向け、きめ細やかな教育活動を展開する。
本館、南館、新館のほか、体育館やセミナーハウス、武道場などが設置されている。屋内プールが設置されている。
グラウンドは陸上競技トラックを有する上グラウンドと、第二次世界大戦期に利根川放水路として掘削されたものの戦況の悪化により工事中止となり、その後用水路が船橋ルートから検見川ルートに変更された後に売却された用地である下グラウンド兼野球場に分かれている。テニスコートもある。
現在は大規模改修の為、南館、新館の教室が上グラウンドに建てられた仮設校舎に移動している。また、仮設校舎が建設されているため、上グラウンドは使用ができない。
県立船橋高校は部活動が盛んであり、部活加入率が約130%である。全員が入部しているわけではなく、複数の部活に入部している生徒が多いため高い加入率になっている。兼部文化が盛んであることも、この高校の特徴である。
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