『ワンアームド・バンディット[3]』(原題:One-Armed Bandit)は、ノルウェーのバンド、ジャガ・ジャジストが2010年に発表したスタジオ・アルバム。ジャガ・ジャジストのメンバーであるラーシュ・ホーントヴェットは、本作を「ワーグナーとフェラ・クティの出会い」と表現しており[4]、音楽評論家のアンディ・ケルマンはallmusic.comにおいて「ジャガ・ジャジストのこれまでの作品の中では、ジャズに根ざした要素が最も希薄で、最もプログレッシブ・ロック的なアルバム」と評している[5]。イギリスでは、A面からC面の3面に分かれたLPレコードもリリースされた[6]。
背景
Øystein MoenとStian Westerhusを新メンバーとして迎えた体制で録音された[4]。ミキシングは、トータス等のメンバーとして知られるジョン・マッケンタイアによる[5]。ジャケット・デザインはヨーコランド(ノルウェー語版)が担当。
反響
母国ノルウェーのアルバム・チャートでは、モーターサイコ(ノルウェー語版)とのコラボレーション・アルバムを含めると、バンドにとって4作目となるトップ10入りを果たし[1]、ノルウェーの音楽賞Spellemannprisenにおいてオープン・クラス部門を受賞した[7]。また、ジャガ・ジャジストのアルバムとしては初めて、日本のオリコンチャート入りを果たした[8]。
収録曲
全曲とも作曲はラーシュ・ホーントヴェット、編曲はジャガ・ジャジストとJørgen Træenによる。
- "The Thing Introduces..." - 0:23
- "One-Armed Bandit" - 7:08
- "Bananfluer Overalt" - 6:17
- "220 V / Spektral" - 7:03
- "Toccata" - 9:11
- "Prognissekongen" - 4:34
- "Book of Glass" - 6:49
- "Music! Dance! Drama!" - 5:32
- "Touch of Evil" - 6:40
ボーナス・トラック
LPおよび日本盤CDに収録。
- "Endless Galaxy" - 5:46
参加ミュージシャン
アディショナル・ミュージシャン
- Jørgen Træen - シンセサイザー、プログラミング
- ジョン・マッケンタイア - アナログ・シンセサイザー
- ジム・ベイカー - アープ・シンセサイザー(on 5. 6.)
脚注・出典