リベルタンゴ (ゲイリー・バートンのアルバム)

『リベルタンゴ』
ゲイリー・バートンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1999年1月20日 - 24日 ブエノスアイレス[3]
ジャンル ジャズタンゴ
時間
レーベル コンコード・レコード
プロデュース ゲイリー・バートン、マルセル・モラノ
専門評論家によるレビュー
ゲイリー・バートン アルバム 年表
ライク・マインズ(with チック・コリアパット・メセニーロイ・ヘインズデイヴ・ホランド
(1998年)
リベルタンゴ
(2000年)
グレイト・ヴァイブス〜ハンプ、レッド、バグス、カルに捧ぐ
(2001年)
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リベルタンゴ』(原題:Libertango: The Music of Ástor Piazzolla)は、アメリカ合衆国ジャズヴィブラフォン奏者、ゲイリー・バートン2000年に発表したスタジオ・アルバム。バートンにとって2作目の、アストル・ピアソラ作品集である。

背景

バートンは1995年12月、アルバム『ピアソラに捧ぐ』(発売は1998年)を録音しており、同作の参加メンバーのうちオラシオ・マルビチーノ、フェルナンド・スアレス・パス、マルセロ・ニシンマン、パブロ・シーグレル、エクトル・コンソールは、本作のレコーディングにも参加した[3]。日本盤CD (VICJ-61183)は、アルバム『ジェネレーション』(2004年)の発売に合わせて、2004年5月21日にビクターエンタテインメントから発売された[4]

評価

第43回グラミー賞では最優秀ラテン・ジャズ・アルバム賞にノミネートされた[5]

Heather Pharesはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「バートンはピアニストのパブロ・シーグレル、ヴァイオリニストのフェルナンド・スアレス・パス、ギタリストのオラシオ・マルビチーノなど、かつてピアソラと共に活動したプレイヤーと共演し、ピアソラが作った著名なタンゴの楽曲を、様式に則りつつアップデートしてみせた」と評している[1]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「その音楽の深い精神性、濃密な抒情、斬新な音楽性をタンゴの本質を損なわず、ジャズの自由闊達な表現力で見事浮き彫りにしている」と評されている[2]

収録曲

全曲ともアストル・ピアソラ作曲。

  1. リベルタンゴ - "Libertango" - 4:38
  2. ブエノスアイレスの冬 - "Invierno Porteno" - 7:04
  3. エスクアロ(鮫) - "Escualo" - 3:08
  4. ブエノスアイレス午前零時 - "Buenos Aires Hora Cero" - 5:42
  5. フーガと神秘 - "Fuga Y Misterio" - 4:17
  6. 天使のミロンガ - "Milonga Del Angel" - 6:36
  7. ミケランジェロ'70 - "Michelangelo 70" - 4:07
  8. コントラバヒシモ - "Contrabajissimo" - 11:07
  9. フガータ - "Fugata" - 4:16
  10. ムムキ - "Mumuki" - 9:07
  11. ミロンガ・ロカ - "Milonga Loca" - 3:12
  12. アディオス・ノニーノ - "Adios Nonino" - 8:37

参加ミュージシャン

脚注

  1. ^ a b c Phares, Feather. “Libertango: The Music of Astor Piazzolla - Gary Burton - Album”. AllMusic. 2024年12月27日閲覧。
  2. ^ a b ゲイリー・バートン/リベルタンゴ (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年12月27日閲覧。
  3. ^ a b Gary Burton Discography”. Jazz Discography Project. 2024年12月27日閲覧。
  4. ^ ゲイリー・バートンが最新作+旧譜3枚を発売!! 小曽根真と来日も!!!”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年12月27日閲覧。
  5. ^ Gary Burton - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2024年12月27日閲覧。

外部リンク