ラファエル・セネト・ペレス(Rafael Senet y Pérez、1856年 - 1926年)はスペインの画家である。風俗画やヴェネツィアなどの街の風景を描いた。
略歴
セビリアで生まれた。セビリアの美術学校でホアキン・ドミンゲス・ベッケルやエドゥアルド・カノ・デ・ラ・ペーニャに学んだ。マドリードに短期間滞在した後、銀行家Ramón de Ibarraの支援を受けることができて、1880年にローマに留学した。ローマではセビリア出身の風俗画家、ホセ・ビジェガス・コルデロ(José Villegas Cordero: 1844-1921)の影響を受けた。南イタリアを旅し、ヴェネツィアでも作品を描いた。
1884年にスペインの全国展(Exposición nacional)に出展し、2位を受賞し、同じ年にミュンヘンの国際展でも入賞した。バルセロナで開かれた水彩画展(Exposición del Centro de Acuarelistas)にも出展した。
エミリオ・サンチェス・ペリエやマヌエル・ウッセル・デ・ギンバルダといった画家とセビリア県のアルカラ・デ・グアダイラで風景画を描いた画家の一人である。
ロンドンの画商、Arthur Tooth & Sonsを通じて、セネト・ペレスのヴェネツィアの風景を描いた作品はイギリスでよく売れ、多くの作品がイギリスで個人蔵となっている。
作品
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漁師 (c.1880)
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ヴェネツィアの風景(1886)
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参考文献