ヨルディ・バイス
ヨルディ・バイス(オランダ語: Jordy Buijs、1988年12月28日 - )は、オランダ・南ホラント州リッデルケルク出身のプロサッカー選手。ポジションはディフェンダー(センターバック)、ミッドフィールダー(ボランチ)。
経歴
クラブ
7歳で地元クラブの育成部門よりオランダ・エールディヴィジに所属するフェイエノールトのアカデミーへ移籍。2007年にトップチーム監督のベルト・ファン・マルワイクに見出されトップチームに昇格する。
その後、武者修行の意味合いも込めて同リーグに属するデ・フラーフスハップに半年間レンタルされるが、同クラブでの活躍が認められそのまま完全移籍する形になった。当時は主にボランチ及び左サイドバックとして試合に出場し、多くの得点やアシストを記録している。
2011年7月に同じくオランダ・エールディヴィジに属するNACブレダと3年契約を結び移籍。同チームでは主にセンターバック及びボランチの主力選手として活躍した。
契約終了後、同リーグに属するFCフローニンゲンやギリシャ・スーパーリーグのパナシナイコスFCからのオファーを断り、同じくオランダ・エールディヴィジに属するSCヘーレンフェーンと2年契約を結ぶ。
2016年1月には同リーグのローダJCに、2016年7月にはルーマニア1部に属するCSパンドゥリイ・トゥルグ・ジウへ移籍した。基本センターバック及びボランチを本職とするが、自らの経験を生かしてチーム事情によってはサイドバックとしても試合に出場している[1]。
2017年1月、オーストラリア・AリーグのシドニーFCへ移籍した[2]。移籍後は不動のセンターバックとして、Aリーグのレギュラーシーズン及びファイナルシリーズでの優勝に貢献した。
2018年7月、V・ファーレン長崎に完全移籍で加入した[3]。
2019年、徳島ヴォルティスへ期限付き移籍[4]。4月7日、J2第8節・水戸ホーリーホック戦にてJ2リーグ戦通算18,000点目となるゴールを記録[5]。2019年シーズンはDFながら7ゴールを決め[6]、徳島のJ1参入プレーオフ進出に貢献。決定戦まで進出するもJ1昇格は果たせなかった。
2020年、京都サンガF.C.に完全移籍で加入[7]。41試合で5ゴールを挙げるなど、チームのJ1昇格に貢献したが、2021年シーズン限りで京都を退団すると発表された[8]。
2021年12月28日、ファジアーノ岡山FCに加入することが発表された。2023年シーズンをもって契約満了となり退団が発表された[9]。
2024年2月28日、オランダ5部リーグ所属、RKSVハルステレンに移籍することが発表された[10]。
代表
U17、U18、U19と各カテゴリーで招集されていたが、A代表ではジェフリー・ブルマやデイリー・ブリント、ヨルディ・クラーシらとポジションが重なることもあり招集されていない。
オランダが準優勝したUEFA U-17欧州選手権2005や3位になった2005 FIFA U-17世界選手権にも主力選手として出場しており、UEFA U-17欧州選手権2005では準決勝で決勝点のアシストを記録している。
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
オランダ
| リーグ戦 |
リーグ杯 | KNVBカップ
|
期間通算
|
2007-08 |
フェイエノールト |
23 |
エール |
0 |
0 |
- |
0 |
0 |
0 |
0
|
フラーフスハップ |
|
6 |
0 |
- |
0 |
0 |
6 |
0
|
2008-09 |
8 |
28 |
1 |
- |
3 |
0 |
31 |
1
|
2009-10 |
23 |
エールステ |
32 |
9 |
- |
1 |
0 |
33 |
9
|
2010-11 |
エール |
29 |
0 |
- |
1 |
0 |
30 |
0
|
2011-12 |
NACブレダ |
28 |
1 |
- |
1 |
0 |
29 |
1
|
2012-13 |
32 |
4 |
- |
3 |
0 |
35 |
4
|
2013-14 |
32 |
6 |
- |
2 |
0 |
34 |
6
|
2014-15 |
ヘーレンフェーン |
12 |
0 |
- |
1 |
0 |
13 |
0
|
2015-16 |
3 |
0 |
- |
0 |
0 |
3 |
0
|
ローダJC |
3 |
17 |
1 |
- |
1 |
0 |
18 |
1
|
ルーマニア
| リーグ戦 |
リーグ杯 | ルーマニア杯
|
期間通算
|
2016-17 |
パンドゥリィ |
4 |
リーガ1 |
7 |
0 |
- |
0 |
0 |
7 |
0
|
オーストラリア
| リーグ戦 |
リーグ杯 | FFA杯
|
期間通算
|
2016-17 |
シドニーFC |
5 |
Aリーグ |
10 |
0 |
- |
0 |
0 |
10 |
0
|
2017-18 |
27 |
0 |
- |
1 |
0 |
28 |
0
|
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2018 |
長崎 |
45 |
J1 |
16 |
1 |
- |
- |
16 |
1
|
2019 |
徳島 |
3 |
J2 |
37 |
7 |
- |
0 |
0 |
37 |
7
|
2020 |
京都 |
23 |
39 |
2 |
- |
- |
39 |
2
|
2021 |
41 |
5 |
- |
0 |
0 |
41 |
5
|
2022 |
岡山 |
39 |
7 |
- |
0 |
0 |
39 |
7
|
2023 |
38 |
4 |
- |
1 |
0 |
39 |
4
|
通算 |
オランダ |
エール
|
187 |
13 |
- |
12 |
0 |
199 |
13
|
オランダ |
エールステ
|
32 |
9 |
- |
1 |
0 |
33 |
9
|
ルーマニア |
リーガ1
|
7 |
0 |
- |
0 |
0 |
7 |
0
|
オーストラリア |
Aリーグ
|
37 |
0 |
- |
1 |
0 |
38 |
0
|
日本 |
J1
|
16 |
1 |
- |
- |
16 |
1
|
日本 |
J2
|
194 |
25 |
- |
1 |
0 |
195 |
25
|
総通算
|
434 |
41 |
- |
15 |
0 |
449 |
41
|
獲得タイトル
個人
脚注
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、 ヨルディ・バイスに関連する メディアおよび カテゴリがあります。
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J1 |
1990年代 |
- 93: 大野俊三, 柱谷哲二, ペレイラ, 井原正巳, 堀池巧
- 94: ペレイラ, 井原正巳, 名塚善寛
- 95: 相馬直樹, 井原正巳, ブッフバルト
- 96: 相馬直樹, 井原正巳, ブッフバルト
- 97: 相馬直樹, 井原正巳, 秋田豊
- 98: 相馬直樹, 田中誠, 秋田豊
- 99: 中澤佑二, 斉藤俊秀, 森岡隆三
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2000年代 |
- 00: 秋田豊, 洪明甫, 松田直樹
- 01: 大岩剛, 秋田豊, 名良橋晃
- 02: 鈴木秀人, 田中誠, 松田直樹
- 03: 坪井慶介, ドゥトラ, 中澤佑二
- 04: 田中マルクス闘莉王, ドゥトラ, 中澤佑二
- 05: ストヤノフ, 田中マルクス闘莉王, 中澤佑二
- 06: 田中マルクス闘莉王, 山口智, 加地亮
- 07: 岩政大樹, 田中マルクス闘莉王, 山口智
- 08: 岩政大樹, 内田篤人, 中澤佑二, 田中マルクス闘莉王, 山口智
- 09: 岩政大樹, 内田篤人, 田中マルクス闘莉王, 長友佑都
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2010年代 |
- 10: 田中マルクス闘莉王, 増川隆洋, 槙野智章
- 11: 近藤直也, 酒井宏樹, 田中マルクス闘莉王
- 12: 駒野友一, 田中マルクス闘莉王, 水本裕貴
- 13: 那須大亮, 森重真人, 中澤佑二
- 14: 太田宏介, 森重真人, 塩谷司
- 15: 槙野智章, 森重真人, 太田宏介, 塩谷司
- 16: 昌子源, 槙野智章, 森重真人, 塩谷司
- 17: 昌子源, 西大伍, エウシーニョ, 車屋紳太郎
- 18: 西大伍, エウシーニョ, 車屋紳太郎, 谷口彰悟
- 19: 室屋成, 森重真人, チアゴ・マルチンス
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2020年代 |
- 20: 山根視来, ジェジエウ, 谷口彰悟, 登里享平
- 21: ジェジエウ, 谷口彰悟, 山根視来
- 22: 谷口彰悟, 岩田智輝, 山根視来, 小池龍太
- 23: アレクサンダー・ショルツ, マリウス・ホイブラーテン, 毎熊晟矢, 酒井高徳
- 24: 濃野公人, 中谷進之介, マテウス・トゥーレル, 佐々木翔
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J2 |
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J3 |
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ベストイレブン(GK - DF - MF - FW) - JCB |
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1 - 10,000 |
- 1 岡元勇人 1999.3.14
- 500 ジョルジーニョ 2000.3.12
- 1,000 鳴尾直軌 2000.10.1
- 1,500 エジミウソン 2001.7.28
- 2,000 小石龍臣 2002.4.20
- 2,500 ジョルジーニョ 2002.11.10
- 3,000 アウグスト 2003.8.30
- 3,500 バロン 2004.6.26
- 4,000 永井俊太 2005.5.7
- 4,500 高橋健二 2005.11.23
- 5,000 アジエル 2006.7.29
- 5,500 酒本憲幸 2007.4.15
- 6,000 アンドレ 2007.9.29
- 6,500 レオナルド 2008.6.11
- 7,000 関口訓充 2008.12.6
- 7,500 小松塁 2009.6.24
- 8,000 大西容平 2009.10.4
- 8,500 倉田秋 2010.6.6
- 9,000 東慶悟 2010.12.4
- 9,500 宮吉拓実 2011.8.27
- 10,000 平本一樹 2012.3.17
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10,500 - 20,000 |
- 10,500 キローラン木鈴 2012.7.8
- 11,000 高山薫 2012.11.11
- 11,500 高原直泰 2013.6.15
- 12,000 ドウグラス 2013.9.29
- 12,500 青木孝太 2014.5.3
- 13,000 城後寿 2014.9.6
- 13,500 片山瑛一 2015.4.5
- 14,000 川辺駿 2015.8.1
- 14,500 島屋八徳 2016.4.3
- 15,000 鄭大世 2016.7.24
- 15,500 船山貴之 2017.3.4
- 16,000 吉田眞紀人 2017.6.25
- 16,500 阪野豊史 2017.10.14
- 17,000 安柄俊 2018.5.6
- 17,500 北爪健吾 2018.8.25
- 18,000 ヨルディ・バイス 2019.4.7
- 18,500 ライアン・デ・フリース 2019.8.4
- 19,000 山田将之 2019.11.24
- 19,500 オウンゴール 2020.9.13
- 20,000 山田将之 2020.12.2
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20,500 - 30,000 | |
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得点王(J1 - J2 - J3) - 記念ゴール(J1 - J2 - J3) |
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