エウゲン=ヨシップ"ユージン"・ガレコヴィッチ(Eugen-Josip "Eugene" Galeković, 1981年6月12日 - )は、オーストラリア・メルボルン出身の同国代表の元サッカー選手。ポジションはゴールキーパー(GK)。
来歴
2000年12月、19歳の時にガレコヴィッチはビクトリア州モーウェル(英語版)をホームにするNSLのギプスランド・ファルコンズ(英語版)でキャリアを始めた。翌シーズンにサウス・メルボルンFCへ移籍し、NSLが消滅する2003-04シーズン終了まで在籍。
その後、アテネオリンピック正GKとして鳴り物入りでポルトガルのSCベイラ・マルへ移籍するも、トップチームでの出場機会は僅かにとどまり失敗に終わった。2005-06シーズンのAリーグ開催に伴い創設されたメルボルン・ビクトリーFCへ加入し、開幕戦のシドニーFC戦でデビューした。このシーズンは、当時監督を務めたアーニー・メリックの意向でGKでは非常に珍しいローテーションを採用したことで11試合にとどまり、残りの10試合をマイケル・セオクリトス(英語版)がゴールマウスを守った。2006-07シーズンは、セオクリトスが負傷するまでを第2GKとして過ごし、第13節サンコープ・スタジアムのブリスベン・ロアーFC戦で先発出場した。
アデレード
2007年10月30日、ダニエル・ベルトラム(英語版)が負傷したことにより、その代役としてライバルチームのアデレード・ユナイテッドFCに引きぬかれ、ハインドマーシュ・スタジアムでブリスベン・ロアーFC相手にデビュー[1]。2008年1月20日、ブリスベン・ロアーFC戦で2-0と勝利し初めてクリーンシートを達成すると、12月27日の1-0で勝利したパース・グローリーFC戦まで5回クリーンシートを記録した。
2011-12シーズン途中からジョナサン・マッケインに代わりキャプテンに就任した。
メルボルン・シティ
2017年6月16日、メルボルン・シティFCに移籍した[2]。
2019年5月、現役を引退した[3]。
代表
2009年、リーグとAFCチャンピオンズリーグで印象的なパフォーマンスを見せたことから、同僚のスコット・ジェイミーソン, ポール・リード(英語版)と共にオーストラリア代表に招集され、1月28日のAFCアジアカップ2011 (予選)インドネシア戦でデビューした。同大会のクウェートに2-0で勝利した試合を最後にしばらく代表から遠ざかっていたものの、2010 FIFAワールドカップ開幕前にブラッド・ジョーンズが息子の白血病を看病するために辞退したことで、代役としてメンバー入りを果たした[4]。2013年7月、東アジアカップ2013のオーストラリア代表に選出された。
引退後
2019年5月29日、アデレード・ユナイテッドFCのゴールキーパーコーチに就任した[3]。
代表歴
出場大会
試合数
- 国際Aマッチ 8試合 0得点(2009年-2013年)[5]
タイトル
代表
- オーストラリア代表
クラブ
- メルボルン・ビクトリーFC
- アデレード・ユナイテッドFC
個人
- Aリーグ 最優秀GK賞:2008-09, 2009-10, 2013-14, 2014-15
脚注
外部リンク