ミーシャ・ジューノヴィチ・ジー(ロシア語: Миша Цзюнович Ге、英語ラテン翻字: Misha Tszyunovich Ge、中国語: 戈米沙、1991年5月17日 - )は、ロシア・モスクワ出身、ウズベキスタンの元フィギュアスケート選手(男子シングル)。現在は振付師。
2014年ソチオリンピックウズベキスタン代表。2012年、2013年デンコヴァ・スタビスキー杯優勝。
経歴
1991年にモスクワでロシア人として生まれる。ロシア系の母ラリサと、中国とロシアと韓国系の血を引く中国人の父親ジュン・ガー(中国語: 戈军)が中国でフィギュアスケートのコーチをしていたことから、10歳から北京で育ち、2009年にアメリカに移住した。2010-2011シーズンより、母方の親戚が住んでいる関係で交流のあったウズベキスタンスケート連盟との関わりから、ウズベキスタン代表として国際大会デビューを果たす。ジャンプコーチとしてフランク・キャロルの指導も受けた。
2013年より練習拠点を中国に戻した。2013年ロステレコム杯はケヴィン・レイノルズが出場を辞退したために急遽出場が決まり、そこでは8位となった。ソチオリンピックでは17位。
2014-2015シーズン、四大陸選手権では8位。世界選手権では前年の27位から大きく順位を上げ6位入賞を果たした。
2015-2016シーズン、中国杯で8位。エリック・ボンパール杯はビザの発行が間に合わず欠場を発表した[1]。四大陸選手権は足の舟状骨に問題を抱えており、痛みがあるため欠場をする[2]。
人物
ロシア人にしては珍しい姓は、中国の姓「戈」に由来する。中国語・ロシア語・英語に堪能。ジー自身のコーチ、振付師も両親である[3]。
音楽に対して強いこだわりを見せており、「フィギュアスケートが将来的に面白くなるように」との思いを込めて、減点対象となる歌詞入りの曲をプログラムの中であえて使用していた[4]。減点されるかはジャッジの多数決で判定されるが、2012-2013シーズンならびに2013-2014シーズンのほとんどの試合で減点を受けている。
ミーシャ自身も振付師として、自らのプログラムの他にもエフゲニア・メドベージェワ、髙橋大輔、グレイシー・ゴールド、友野一希などのシングルスケーターやペア、ローラースケートの選手のプログラムを手がけている[5]。
主な戦績
詳細
プログラム使用曲
脚注
- ^ TwitLongerの10月8日の投稿
- ^
2018年の平昌五輪後に競技を引退し、振付やジュニア選手のコーチ等をしている。
TwitLongerの1月27日の投稿
- ^ Absolute Skating:Misha Ge - skating with a passion April 15, 2012
- ^ 'Earth citizen' Ge wishes to change figure skating
- ^ “Works” (英語). Official Page of Misha Ge. 2019年12月31日閲覧。
外部リンク