ベルギー王立美術館(ベルギーおうりつびじゅつかん、フランス語: Musées royaux des beaux-arts de Belgique、オランダ語: Koninklijke Musea voor Schone Kunsten van België)は、ベルギーの首都ブリュッセルにある美術館である。1801年に基礎が設立され、1803年に正式にオープンして以来、200年以上の歴史を誇る。
概要
ベルギー王立美術館は4つの部分から成り立っている。メインとなる美術館は15世紀から18世紀までの作品を収めた古典美術館 (Musée d'Art ancien / Museum voor Oude Kunst) と19・20世紀の作品を収めた近代美術館 (Musée d'Art Moderne / Museum voor Moderne Kunst) で[2]、2万点以上の所蔵作品を有する。特にフランドルの画家達の作品が充実しており、ピーテル・ブリューゲル、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン、ロベルト・カンピン、ピーテル・パウル・ルーベンス等の作品を所蔵している。
また、近代美術館の中には特にベルギーの芸術家に焦点を当てたMuseum Constantin MeunierとAntoine Wiertz Museumがある。
2009年、王立美術館の隣にマグリット美術館(英語版)がオープンした。
主な収蔵品
古典美術館
近代美術館
- Breton Calvary — ポール・ゴーギャン (1889)
- 光の中のヌード Nude against the Light — ピエール・ボナール (1907)
- 春のグランド・ジャットのセーヌ川 La Seine à la Grande-Jatte — ジョルジュ・スーラ (1888)
- 陽光の降り注ぐ小道 La drève ensoleillée — エミール・クラウス (1893)
- プシュケの結婚 Psyche’s Wedding or The Wedding Procession of Psyche — エドワード・バーン・ジョーンズ (1895)
- 燻製ニシンを奪い合う骸骨たち Skeletons fighting for a Smoked Herring — ジェームズ・アンソール (1891)
- 見捨てられた街 An abandoned city/Une ville abandonnée — フェルナン・クノップフ (1904)
- Melancoly of the Beautiful Day — ジョルジュ・デ・キリコ (1913)
- 光の帝国 The Empire of Lights — ルネ・マグリット (1954)
- ピグマリオン Pygmalion — ポール・デルヴォー (1939)
脚注
関連項目
外部リンク