R-11はツマンスキー設計局が設計したソビエト連邦初の2軸式ターボジェットエンジンである。初期名称はAM-11であった。1956年初期から導入が進められた。[1]
開発
ツマンスキー R-11 は、Yak-25RV 偵察機用の2軸式高高度非アフターバーナー ターボジェットエンジンとしてA・A・ミクーリン、S・K・ツマンスキー、B・S・スチェッキンにより開発された。
基本設計は非常に良好で、発展型として試験開発された ツマンスキー R-21のほか、ツマンスキー R-13 及びツマンスキー R-25 がある。
合計20,900台が製造されている。
派生型と搭載機
諸元 (R-11F2S-300)
一般的特性
- 形式: アフターバーナー付 2軸式ターボジェットエンジン
- 全長: 4,600 mm
- 直径: 906 mm
- 乾燥重量: 1,124 kg
構成要素
性能
- 推力:
- 38.7 kN (8,708 lbf) ミリタリー出力
- 60.6 kN (13,635 lbf) アフターバーナー使用時
- 全圧縮比(英語版): 8.9:1
- タービン入口温度: 955 ℃ (1,750 華氏)
- 燃料消費率:
- 97 kg/(h・kN) (0.95 lb/(h・lbf)) アイドル時
- 242 kg/(h・kN) (2.37 lb/(h・lbf)) アフターバーナー使用時
- 推力重量比: 53.9 N/kg (5.5:1)
脚注
文献
- Bill Gunston. World Encyclopedia of Aero Engines. Cambridge, England. Patrick Stephens Limited, 1989. ISBN 1-85260-163-9
外部リンク