ダニエル・アッゲル (Daniel Agger , 1984年 12月12日 - )は、デンマーク ・ヴィズオウア 出身の元サッカー選手 、サッカー指導者。現役時代のポジションはDF (CB、LB)。デンマーク代表 でも活躍した。
従兄弟のニコライ・アッゲル もプロサッカー選手。日本ではアッガー と表記する場合がある。デンマーク語の発音により近い表記は「デーニエル・モンテ・アガ」。
来歴
マンチェスター・シティ 戦にて(2007年4月)
2004年にデンマーク のブロンビーIF でプロデビューし、リーグ優勝に貢献。2006年1月12日にイングランド・プレミアリーグ のリヴァプールFC へ移籍した[ 1] 。移籍金はおよそ840万ユーロ(約11億3400万円)[ 1] 。
2006-07シーズンからレギュラーとして定着。センターバックながらミドルシュート を得意とし、リヴァプール移籍後初ゴールもミドルシュートでBBCの「Goal of the month: August」に選出されるほどのスーパーゴールだった[ 2] 。リヴァプールでの2年目となる2007-08シーズンは、9月に中足骨 を骨折し、1シーズンの大半を治療とリハビリに費やした。しかし、2007-08シーズン中の試合復帰はならなかった。
2008年7月12日のトレンメア・ローヴァーズFC とのプレシーズンマッチに出場し、約10か月ぶりに試合出場を果たした。試合後のインタビューで「まるで新しいスタートのようだ」と語っている[ 3] 。
デンマーク代表 ではディフェンスリーダーに抜擢され、不動の地位を確立。シモン・シェアー と共に最終ラインの軸としてチームを支えていた。2010 FIFAワールドカップ ではグループリーグ第1戦のオランダ 戦でシモン・ポウルセン のクリアが背中に当たり、先制のオウンゴール を与えてしまったが、第2戦のカメルーン 戦では守備の中心としてカメルーンの攻撃を防ぎ、大会選定のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
2013-14シーズンから、引退したジェイミー・キャラガー に替わり、リヴァプールの副キャプテン に任命された[ 4] 。
2014年8月30日、8年ぶりにブレンビーIF に復帰した[ 5] 。
2016年6月9日、自身のTwitter上で引退を表明した[ 6] 。
エピソード
自身も入れ墨 を入れているが、自ら彫り師をしている[ 7] 。
拳にも入れ墨をしており、右手には拳を突き出すとYou'll Never Walk Aloneの頭文字である「YNWA」が見えるように、人差し指から小指にかけて1文字ずつ入れ墨がされている。
プライベートでは温厚な性格で、趣味は読書である。
元チームメイトであり、同じDFであるマルティン・シュクルテル とは同い年で誕生日も近く、仲が良いことで知られている。
チェルシー 移籍後のフェルナンド・トーレス に肘鉄を食らわせた際には、トーレスに「裏切られた」と感じていたリヴァプールサポーターから大きな歓声が上がった。
代表歴
出場大会
試合数
国際Aマッチ 75試合 12得点(2005年-2016年)[ 8]
デンマーク代表 国際Aマッチ
年 出場 得点
2005
4
1
2006
6
0
2007
8
1
2008
5
1
2009
6
0
2010
9
0
2011
6
2
2012
9
1
2013
8
4
2014
5
2
2015
7
0
2016
2
0
通算
75
12
脚注
外部リンク
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