グレート・ノース・イースタン・レイルウェイ(Great North Eastern Railway、GNER)は、1996年から2007年まで営業を行っていたイギリスの列車運行会社である。イギリスの首都ロンドン・キングス・クロス駅と、リーズ、ヨーク、ニューキャッスル、エディンバラ、グラスゴーなどとを結ぶ長距離路線等を運営していたが、フランチャイズ契約期間終了に伴い2007年12月8日で営業を終了し、その役割をナショナル・エクスプレス・イースト・コースト(英語版)へと引き継いだ。
GNERは2005年3月に決定が下された2度目のフランチャイズ権入札の結果、当初2015年まで営業を認められていた。しかしながら、親会社であり旅客海運事業とコンテナリース業を営むSea Containers Ltdの経営悪化(米国連邦倒産法第11章への適用申請などを行った)が、英国運輸省による営業権打ち切り決定の引き金となった。
路線と車両
上記の路線は電化されており、主にインターシティー225が使用されている(キングズクロス10時・エディンバラ13時発のフライング・スコッツマンもこの車両)ほか、HST(後述)も使用される。ロンドン-リーズ間にはユーロスター車両の373形電車も2005年まで使用されていたが、現在は車両リース会社に返却されている。
エディンバラ以北やリーズ以遠、ハルへの非電化路線への列車はHST(インターシティー125)が使用される。アバディーンへの列車のうち1往復は「ノーザンライツ」(オーロラの意)、インヴァネス、ハルへの列車それぞれ1往復は「ハイランド・チーフテイン」、「ハル・エグゼクティブ」の列車名が付いている。
保有車両
関連項目