カステッランマーレ・ディ・スタービア(イタリア語: Castellammare di Stabia)は、イタリア共和国カンパニア州ナポリ県にある、人口約6万6000人の基礎自治体(コムーネ)。
古くから保養地として知られ、名曲『フニクリ・フニクラ』誕生の地でもある。
名称
日本語文献では「カステラマーレディスタビア」とも記される[4][5]。
地理
位置・広がり
ナポリ県南東部に位置するコムーネ。ソレントから北東へ約15km、サレルノから西へ約24km、州都・県都ナポリから南東へ約25kmの距離にある[6]。
隣接コムーネ
隣接するコムーネは以下の通り。
行政
分離集落
カステッランマーレ・ディ・スタービアには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
- フラッテ (Fratte) ,マドンナデッラリベラ (Madonna della Libera) , ピオッパイノ (Pioppaino), ポンテペルシカ (Ponte Persica), ポッザノ(Pozzano), プリヴァティ(Privati), クイシサナ(Quisisana), スカンサノ(Scanzano), ヴァラノ(Varano)
社会
条例
2010年3月から2012年12月まで市長を務めた、自由国民(中道右派)所属[4]で元判事[5]のルイジ・ボッビオ市長 (it:Luigi Bobbio (politico)) は、ユニークな条例を作る人物として知られた[5]。
2010年10月には「(街の)品位を取り戻すため」として、女性が街で露出的な服装(ミニスカートや、胸元が大きく開いた衣装)を着ることを禁止する条例案を示し、イタリア国内外で「ミニスカート禁止令」などとして大きく報じられた[5][4]。条例ではほかに「ジーンズを尻の一部が見えてしまうほど低い位置ではくこと」[5][4]や「公共の公園でのサッカー」「教会に対する侮辱」など[4]も禁止される。これに対して地元カトリック教会が歓迎の姿勢を示す一方、野党の女性議員らは「女性の自由を束縛する」と猛反発を示した[5][4]。条例案は市議会で可決され、違反者には最大500ユーロの罰金が科せられることとなった[7]。
スポーツ
プロサッカークラブとして、SSユーヴェ・スタビアが本拠を置く。SSユーヴェ・スタビアのホームスタジアムはスタディオ・ロメオ・メンティで、2013-14シーズンはセリエB(2部リーグ)に所属している。
人物
著名な出身者
ゆかりの人物
- アル・カポネ - 家族はカステッランマーレ・ディ・スタービアの出身。
脚注
外部リンク