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アルヴィン・ダーク
*Alvin Dark*
	1953年当時のダーク
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	オクラホマ州コマンチ
生年月日	1922年1月7日
没年月日	2014年11月13日（92歳没）
身長; 体重	5' 11" ＝約180.3 cm; 185 lb ＝約83.9 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	遊撃手
プロ入り	1946年
初出場	1946年7月14日 (MLB)
最終出場	1960年10月2日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴ルイジアナ大学ラファイエット校; ボストン・ブレーブス (1946 - 1949); ニューヨーク・ジャイアンツ (1950 - 1956); セントルイス・カージナルス (1956 - 1958); シカゴ・カブス (1958 - 1959); フィラデルフィア・フィリーズ (1960); ミルウォーキー・ブレーブス (1960); コーチ歴シカゴ・カブス (1965,1977); 監督歴サンフランシスコ・ジャイアンツ (1961 - 1964); カンザスシティ・アスレチックス (1966 - 1967); クリーブランド・インディアンス (1968 - 1971); オークランド・アスレチックス (1974 - 1975); サンディエゴ・パドレス (1977);
	この表について

アルヴィン・ダーク（Alvin Ralph Dark、1922年 1月7日 - 2014年 11月13日）はアメリカ合衆国の元メジャーリーグベースボール選手、監督である。オクラホマ州コマンチ生まれ。

経歴

ルイジアナ大学ラファイエット校時代、野球だけでなくアメリカンフットボールでも活躍し、1945年のNFLドラフトでフィラデルフィア・イーグルスから指名されたが、兵役後野球を選択した。

1946年にボストン・ブレーブスと契約、7月14日にデビューしこの年15試合に出場した。

翌1947年はマイナーAAAでプレーし、1948年からメジャーに定着した。

1948年、ダークは遊撃手として137試合に出場、打率.322、3本塁打、48打点を記録、新人王に選ばれた（この年までは両リーグ通じて1名が新人王に選出）。またMVP投票でも第3位となった。

1950年にニューヨーク・ジャイアンツへ移籍、1951年と1954年のワールドシリーズに出場した。1955年にルー・ゲーリッグ賞の第1回受賞者となった。

1956年途中にセントルイス・カージナルスへ移籍、1958年途中にはシカゴ・カブスへ、1960年にフィラデルフィア・フィリーズへと移籍を繰り返し、1960年途中から古巣ブレーブス（当時はミルウォーキーに移転していた）へ戻り、同年限りで引退した。

通算14シーズンで1828試合に出場し7219打数2089安打.289、126本塁打、757打点を記録した。

1961年ジャイアンツの監督に就任、翌1962年にはナショナルリーグ優勝を果たし1964年まで務めた。1965年にシカゴ・カブスで1年コーチをした後1966年からカンザスシティ・アスレチックスを2年、続いて1968年から1971年途中までクリーブランド・インディアンスを率いた。1970年と1971年はゼネラルマネージャーも兼任した。1974年にオークランド・アスレチックス監督に就任し1974年のワールドシリーズを制した。翌年も地区優勝を果たしたがこの年限りで退任。

1977年、シカゴ・カブスのコーチとなったがシーズン途中の5月29日よりジョン・マクナマラに代わりサンディエゴ・パドレスの監督に就任。しかし48勝65敗の不成績で、ナショナル・リーグ西地区の5位に終わる^[1]。翌1978年、アリゾナ州ユマでのスプリング・トレーニングでは合同キャンプを張った日本のプロ野球チーム、ヤクルト・スワローズを指導したがオープン戦を4勝8敗、6連敗中だった3月21日に監督を解任された^[1]。監督としては13シーズンで1950試合に指揮を執り、994勝954敗勝率5割1分の成績を残した。

2014年11月13日、92歳で死去^[2]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1946	BSN	15	13	13	0	3	3	0	0	6	1	0	--	0	--	0	--	0	3	0	.231	.231	.462	.692
1948		137	581	543	85	175	39	6	3	235	48	4	--	10	--	24	--	2	36	4	.322	.353	.433	.786
1949		130	573	529	74	146	23	5	3	188	53	5	--	11	--	31	--	1	43	10	.276	.317	.355	.673
1950	NYG	154	643	587	79	164	36	5	16	258	67	9	--	11	--	39	--	6	60	10	.279	.331	.440	.770
1951		156	700	646	114	196	41	7	14	293	69	12	7	6	--	42	--	6	39	11	.303	.352	.454	.805
1952		151	650	589	92	177	29	3	14	254	73	6	6	8	--	47	--	5	39	10	.301	.357	.431	.788
1953		155	693	647	126	194	41	6	23	316	88	7	2	12	--	28	--	6	34	19	.300	.335	.488	.823
1954		154	693	644	98	189	26	6	20	287	70	5	3	12	5	27	--	5	40	16	.293	.325	.446	.770
1955		115	508	475	77	134	20	3	9	187	45	2	1	4	2	22	2	5	32	5	.282	.319	.394	.713
1956		48	222	206	19	52	12	0	2	70	17	0	0	3	4	8	0	1	13	5	.252	.279	.340	.618
1956	STL	100	442	413	54	118	14	7	4	158	37	3	1	2	4	21	0	2	33	9	.286	.320	.383	.703
'56計		148	664	619	73	170	26	7	6	228	54	3	1	5	8	29	0	3	46	14	.275	.307	.368	.675
1957		140	625	583	80	169	25	8	4	222	64	3	4	5	4	29	4	4	56	7	.290	.326	.381	.707
1958		18	66	64	7	19	0	0	1	22	5	0	0	0	0	2	0	0	6	3	.297	.318	.344	.662
1958	CHC	114	506	464	54	137	16	4	3	170	43	1	1	2	6	29	1	5	23	13	.295	.339	.366	.706
'58計		132	572	528	61	156	16	4	4	192	48	1	1	2	6	31	1	5	29	16	.295	.337	.364	.700
1959		136	545	477	60	126	22	9	6	184	45	1	1	7	3	55	9	3	50	4	.264	.342	.386	.728
1960	PHI	55	221	198	29	48	5	1	3	64	14	1	1	2	0	19	2	2	14	5	.242	.315	.323	.638
1960	MLN	50	152	141	16	42	6	2	1	55	18	0	0	0	3	7	2	1	13	3	.298	.329	.390	.719
'60計	MLN	105	373	339	45	90	11	3	4	119	32	1	1	2	3	26	4	3	27	8	.265	.321	.351	.672
MLB：14年		1828	7833	7219	1064	2089	358	72	126	2969	757	59	*27	95	*31	430	*20	54	534	134	.289	.333	.411	.744

各年度の太字はリーグ最高
「-」は記録なし
通算成績の「*数字」は不明年度がある事を示す

表彰

新人王：1948年

記録　

MLBオールスターゲーム出場：3回（1951年、1952年、1954年）
ワールドシリーズ出場：3回（1948年、1951年、1954年）
ルー・ゲーリッグ賞：1955年

出典

^ ^a ^b 日刊スポーツ1978年3月23日7面「にっかん遊軍オープン戦でも6連敗はダメダーク監督突如解任」
^ ダーク元監督が死去ジャイアンツとアスレチックスをWシリーズ導くスポニチアネックス 2014年11月14日

外部リンク

選手の通算成績と情報 Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
監督の通算成績と情報 Baseball-reference.com

[:0-1] 日刊スポーツ1978年3月23日7面「にっかん遊軍オープン戦でも6連敗はダメダーク監督突如解任」

[2] ダーク元監督が死去ジャイアンツとアスレチックスをWシリーズ導くスポニチアネックス 2014年11月14日

[1]

[2]