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ケビン・フォレスト・キャッシュ(Kevin Forrest Cash, 1977年12月6日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身の元プロ野球選手(捕手)。右投右打。MLBのタンパベイ・レイズ監督を務める。
フロリダ州立大学で大学野球をプレーし、通算で打率.184を記録した。
1999年夏にはケープコッド・ベースボールクラブのファルマス・コモドールズでプレーした。
1999年にトロント・ブルージェイズと契約し、てプロ入り。
2002年から2004年にかけてメジャーでプレーし、101試合に出場。
2005年はタンパベイ・デビルレイズで過ごした。同年6月15日のミルウォーキー・ブルワーズ戦では先発マスクを務め、この試合で日米通算200勝を挙げる野茂英雄をリードし、打撃では先制ホームランを放つ活躍を見せた。
2006年4月5日にDFAとなり、傘下のAAA級ダーラム・ブルズに降格して一年間プレーした。
2007年1月24日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。その後はマイナーでプレーしていた。8月17日にレッドソックスの控え捕手であるダグ・ミラベリがフェンウェイ・パークで行われたロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムとのダブルヘッダー第1試合で三塁への走塁時に脹脛を痛めたために急遽昇格することになった。当時キャッシュが所属していたポータケット・レッドソックスはオタワでオタワ・リンクスと試合を行っていたため、昇格したキャッシュがレッドソックスに合流したのはダブルヘッダー第2試合開始後であった[1]。オフの11月2日にAAA級への降格を拒否してFAとなった。12月13日にレッドソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
2008年3月13日にミラベリが解雇されたことに伴い、3月25日にナックルボーラーであるティム・ウェイクフィールドの専属捕手としてメジャー契約を結んだ。キャッシュは背番号36をつけていたが、ポール・バードが移籍した際に背番号を譲る形で30番に変更した。オフの12月12日にFAとなった。[2]、
2008年12月23日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[3]。
2009年は、開幕をAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・ヤンキースで迎えた。5月8日にホルヘ・ポサダとホセ・モリーナの両捕手が故障したことに伴いメジャー復帰を果たしたが、その後はフランシスコ・セルベーリとの3番手捕手争いに敗れた[4]。9月5日に現役引退を表明した。しかし、後に撤回した。
2010年1月22日にヒューストン・アストロズとマイナー契約を結んだ。5月5日にメジャーに昇格した。
2010年7月1日にビクター・マルティネスとジェイソン・バリテックの主力捕手が骨折したチーム事情から、アンヘル・サンチェスとのトレードで古巣のレッドソックスに復帰することとなった。オフにFAとなった。
2010年11月11日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。
2011年は、傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーした。
2012年1月8日に現役引退を表明した。この年は、古巣ブルージェイズのスカウトを務めた。
2013年よりクリーブランド・インディアンスのブルペンコーチを務める。
2014年12月6日、37歳の誕生日にタンパベイ・レイズの球団史上5人目となる監督に就任した事が発表された[5]。
2015年4月17日に初退場を記録した[6]。
2018年にリリーフ投手を先発させるオープナーをMLBで初めて本格採用し、球界のトレンドになった[7]。オフに2024年(2025年は球団側オプション)までの契約延長に合意した[8]。
2019年にはチームを6年ぶりのポストシーズン選出に導いた[9]。
2020年は全米野球記者協会から自身初めて最優秀監督賞を受賞した。
2021年にはチーム史上最多となるシーズン100勝を記録したことなどが評価され、全米野球記者協会から2年連続2度目となる最優秀監督賞を受賞した[10]。2年連続での最優秀監督賞受賞はアメリカン・リーグでは史上初であり、それ以前は殿堂入り監督であるボビー・コックスが2004年と2005年にナショナル・リーグで連続受賞したのが唯一の記録であった。
2022年オフの11月15日に全米野球記者協会(BBWAA)から3位票が1、計1ポイントで最優秀監督賞6位となった[11]。
現役時代は、捕手用キャップをひさしが前に来るように被るのが特徴的な選手であった。
選手 07 J.D.ドリュー 10 ココ・クリスプ 12 エリック・ヒンスキー 13 アレックス・コーラ 15 ダスティン・ペドロイア 17 マニー・デルカーメン 18 松坂大輔 19 ジョシュ・ベケット 20 ケビン・ユーキリス 23 フリオ・ルーゴ 24 マニー・ラミレス 25 マイク・ローウェル(シリーズMVP)
28 ダグ・ミラベリ 31 ジョン・レスター 32 ボビー・キールティ 33 ジェイソン・バリテック 34 デビッド・オルティーズ 37 岡島秀樹 38 カート・シリング 39 カイル・スナイダー 46 ジャコビー・エルズベリー 48 ハビアー・ロペス 50 マイク・ティムリン 58 ジョナサン・パペルボン 83 エリック・ガニエ
監督 47 テリー・フランコーナ コーチ 02 ブラッド・ミルズ(ベンチ) 16 ルイス・アリセア(一塁) 29 デーブ・マガダン(打撃) 35 ディマーロ・ヘイル(三塁) 52 ジョン・ファレル(投手) 57 ゲイリー・タック(ブルペン)
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