アルファロメオ・33は、イタリアの自動車メーカーアルファロメオが製造・販売していた自動車である。
歴史
アルファスッドの後継車種として、1983年にまずハッチバックモデルが登場。アルファスッドとはプラットフォームや一部の部品を共有している。
エンジンはアルファスッドから引き継がれた1.3リットル/1.4リットル/1.5リットルの水平対向4気筒OHVガソリンエンジンと1.8リットルの直列3気筒OHVディーゼルエンジン。ガソリンエンジンにはシングルキャブレター仕様、ダブルキャブレター仕様、インジェクション仕様が存在し、このスモールボクサーエンジンは後継車種となるアルファロメオ・145/146にも引き続き搭載された。
デザインはチェントロスティーレ(アルファロメオのデザインセンター)所属のエルマンノ・クレッソーニが担当。
1984年、ステーションワゴンモデルを追加。当初は「ジャルディネッタ」の名称が付けられていたが、後に「スポーツワゴン」に変更されている。ワゴンのデザインとボディの製造はピニンファリーナが担当。また、ハッチバック・ワゴン両モデルに4WD仕様を追加。
1986年、1.7リットルエンジンを追加するとともに、75に準じた内装に変更。
1989年、マイナーチェンジ。フロントが164と同様のデザインに変更され、4カムOHC(DOHC)16バルブヘッド化を受けた1.7リットルエンジンの出力が137bhpに向上した。また、4WD仕様には新開発の4WD機構(パーマネント4、後のQ4)が搭載された。
燃料 |
種類 |
動弁機構 |
排気量(cc) |
バルブ数 |
燃料供給装置 |
出力
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ガソリン
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水平対向 4気筒
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OHV
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1,300
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8バルブ
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シングルキャブレター
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79bhp
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ダブルキャブレター
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86bhp
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1,400
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8バルブ
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インジェクション
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88bhp
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1,500
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8バルブ
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シングルキャブレター
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85bhp
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ダブルキャブレター
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105bhp
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インジェクション
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97bhp
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1,700
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8バルブ
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ダブルキャブレター
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117bhp
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DOHC
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16バルブ
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インジェクション
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137bhp
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ディーゼル ターボ
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直列3気筒
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OHV
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1,800
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6バルブ
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インジェクション
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83bhp
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外部リンク