むぎ(猫) (むぎかっこねこ)は日本のシンガーソングライター。主に木琴を演奏する。東京生まれ、沖縄県うるま市在住。
1997年7月、東京生まれ。
2002年、カイヌシ(ゆうさくちゃん)と共にカイヌシの地元である沖縄へ移り住み、2009年1月病気のため永眠。
カイヌシがシンガーソングライターのジョン (犬)から、むぎを蘇らせるヒントをもらって新しい体を作り、5年間の天国暮らしの後、2014年3月に再びこの世に舞い戻った「天国帰りのネコ」。 なお、生き返る代償として天国に肉球を置いてきている[1]。
名前の由来は、カイヌシのニックネームが「コメ」だったため。また、カイヌシが気に入っている漫画『はだしのゲン』に登場する「麦は踏まれて強くなるんだ」の名ゼリフにも由来する[2]。
よみがえった当初は音楽をするつもりはなく、街中を散歩したり握手会をしている様子などをTwitterにアップしていたところ、猫関係イベント出演のオファーがあり、音大出身のカイヌシの協力を得て初めての音楽ライブを行った。このライブ以降、言葉を話せるようになる。
その後、各地の音楽イベントに出演。2017年には猫界初となる「フジロックフェスティバル」に出演を果たし[3]、その後も「ライジング・サン・ロックフェスティバル」[3]、「WILD BUNCH FEST.」等多数のイベントに出演。 音楽イベントに留まらず、セレクトショップ“BEAMS”にて『むぎ(猫)展 TOKYO CULTUART by BEAMS』を2018年、2019年に開催している。
2017年10月よりSPEEDSTAR MUSICに所属。
2019年3月20日、SPEEDSTAR RECORDSからアルバム「君に会いに」でメジャーデビュー[3][4]。同年6月~7月に初の全国ツアー『むぎ(猫)TOUR~君に会いに~』を名古屋TOKUZOを皮切りに9ヶ所で開催した。
2019年4月2日より、エフエム沖縄の「blank.」にて、火曜日パーソナリティを担当。
決めポーズは「あっちょ☆」 好物は肉まんとかるかん(まんじゅう)
足のサイズは32cm。[5]
公式ファンクラブは「ハチワレ天国」で、ファンの愛称は「天国民」。
楽曲すべての作詞作曲を手がけ、ピアノ、木琴、ドラムや打ち込みをカイヌシとの共同作業により自宅録音でレコーディングしている。そのジャンルはポップス、ロック、ラテン、ヒップホップ、テクノ等、幅広い。 聴いた瞬間に意味が分かるようなシンプルな言葉や伝わりやすい語順を意識している。言葉遊びを使った作詞も多い。
ギター等の弦楽器は毛が挟まりミュートするため演奏できない。難しいギターソロはカイヌシも弾けないため、音楽仲間のサトシちゃん(新垣智)に依頼している。サトシちゃんは役者として本人の自主制作ムービーにも出演。 なお、『君に会いに』ツアー沖縄公演では、「替え歌ゲーム」上映後に観客席にいたサトシちゃんをステージに招き、客からお題を募り即興で替え歌を2人で披露した。
カラオケで伴奏音源を流して歌いながら踊り、楽器(主に木琴、曲によってグロッケンやエイサー太鼓等)を演奏する。 ぬいぐるみや手作りの小道具を使ったひとり芝居とMCによって曲の世界観を膨らませ、単なる音楽ライブではなくエンターテイメント溢れるショースタイルを作り上げている。
ステージ登場曲には、原マスミの「千年にひとり」が使用されることが多い。
ワンマンライブなど長時間のパフォーマンスは体力的に厳しいため、休憩を兼ねて曲間に自主制作のショートムービーを上映する。 曲の合間に息切れしたり、水分補給のために麦茶を飲む様子も見どころのひとつ。
本人が食べきれない量の差し入れを受けた際、差し入れ者の気持ちが無駄になってしまうと考えたことから、以後は食べ物の差し入れを受け取らず、代わりに現金のみを受け付けている。
この差し入れのお金はすべて沖縄県内の動物保護団体に寄付している。各動物保護団体への振り分けはTSUNAGUOKINAWA(つなぐおきなわ)に依頼。
預かった現金は本人公式X(旧ツイッター)上で報告され、TSUNAGUOKINAWAのFacebook上でも確認できる。
X(旧Twitter)のエゴサーチを得意とする。座右の銘は「地獄の底までエゴサーチ」。タグ付けせず、本文に「むぎ(猫)」の文字が入っていなくても「いいね」やリツイートされる。
身に付けているショルダーバッグには、ひとり芝居で使う小道具や、ライブ中にお手伝いした観客にお礼として渡すグッズなどが入っている。
ライブやイベント出演で沖縄県外に出ることを「出張」と言っている。
バナナとパクチーが苦手。フーチバーは食べられる。
2024年2月現在、腸活続行中で、15kg以上痩せた(本人談)。