『しらぬGA宇宙人』(しらぬがえいりあん)は、東直矢による漫画作品。『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)に1997年10月号から1999年10月号まで連載されていた。全29話だが、単行本は2巻で打ち切られており、現在のところ、復刻版ないし単行本未収録である13話以降を含む完全版は刊行されていない。
宇宙人がヒロインという非日常性からもわかるように、TSF (ジャンル)などの非現実的なネタが多い。
高校生である健二の学校にエミリィという名前の転校生が来た。その転校生に一目ぼれした健二であったが、実はエミリィはキアラ星から来たエイリアンで、人間に擬態した姿で地球を調査する役割をもったエージェントであった。彼らは文明の発達とともに「種」としての退化が始まり、やがて生物には本来あるべき交接の本能すら失ってしまったため、種の存続のため地球に愛と性を学ぶために来たのである。
キアラ星は、地球よりも3万年ほど文明が進んでおり、人造子宮から赤ちゃんが生まれる事で、男女平等が究極まで推し進められた社会システムを持つが、文明の発達と共に「種」としての退化が始まり、やがて生物には本来あるべき交接の本能すら失ってしまった。退化の極みを迎えつつあった先人達は、種の絶滅を恐れ、他の惑星の人間型生物の遺伝子を、自分達の「種」へ導入する計画を実行した。その計画のために50年前に地球を訪れて地球人の遺伝子を入手、それを組み込んだ試作型「第1世代人」を創り上げた。そして次に、より多くの遺伝子を組み込んだ「第2世代人」を創り上げ、その1人がエミリィである。エミリィが先人の無くした生殖本能に目覚めたのも、地球人の遺伝子が原因である。 キアラ星では、地球年齢で10歳くらいまでに直脳学習と呼ばれる方法で教育を受け、終了後すぐに専門の分野へ進む。 キアラ星人は護身用にプラズマ弾を携帯しており、エミリィは真由を新堂率いるチンピラ達から助けるために使用した事がある。
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