TGV La Poste

TGV郵便列車(TGV La Poste)
LGV南東線を走行するTGV La Poste編成(2007年6月)
基本情報
運用者 フランス国鉄
製造所 アルストム
種車 TGV Sud-Est
改造年 1984年
改造数 5両編成7本(半編成)
運用開始 1984年10月1日
引退 2015年
主要諸元
編成 10両編成*(2M8T)
軌間 1,435 mm
電気方式 交流25,000V 50Hz
直流1,500V
架空電車線方式
最高運転速度 270 km/h
編成重量 345 t
編成長 200,190 mm
長さ 郵便車 18,700 mm
2,814 mm
高さ 郵便車 3,420 mm
主電動機 直流電動機
駆動方式 トリポード可撓継手
編成出力 交流25,000V区間 6,450kW
直流1,500V区間 3,100kW
制御方式 交流区間 サイリスタ位相制御
直流区間 サイリスタチョッパ制御
制動装置 電磁自動空気ブレーキ発電ブレーキ
保安装置 LGV区間 TVM
在来線区間 KVB
備考 *編成番号は動力車1両+郵便車4両の単位で付与
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TGV postal (TGV La Poste) はフランス国鉄 (SNCF) TGV Sud-Estの編成を基本にした動力集中方式郵便車編成である。

フランス郵政公社 (La Poste) の郵便物小包輸送列車として、1984年10月1日からフランス国内を高速で結んでいたが、2015年6月27日限りで廃止された[1]

編成

編成番号はベースとなったSud-Est編成が編成全体に対して付与されるのに対し、このLa Poste編成は半分の動力車1両+郵便車4両の5両単位で付与されている。営業列車の編成はこれを2本組み合わせた両端2両の動力車と中間8両の郵便車で組成された。

1984年アルストムで編成番号951 - 955(923000形923001 - 923005)の25両が落成した。のちにSud-Est第38編成から転用した編成番号956・957(923006・923007)の10両が追加された。

落成時点での車体塗装は黄色ベースで、Sud-Est編成と同一の塗り分け(「LA POSTE」のロゴが車体のダークグレイの帯の中に入る)であったが、のちに変更された(写真参照)。

2009年5月時点では全編成が南東ヨーロッパ車両基地 (Technicentre Sud Est Européen) に配置されていた。

その他

  • Sud-Est編成の動力車が事故破損によって工場への入場を余儀なくされ、稼動可能車両が不足し列車運行に支障を来たす事態が発生した際に、La Poste編成の動力車を一時的にSud-Est編成に転用し、一時的に動力車と客車の塗装が異なる編成が組成されたことがある。

出典

  1. ^ Keith Barrow (2015年6月29日). “Last post for French high-speed freight as postal TGVs bow out”. International Railway Journal. 2015年10月19日閲覧。

関連項目