『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』(シオリエクスペリエンス ジミなわたしとヘンなおじさん)は、長田悠幸(作画)と町田一八(原作)による日本の漫画作品。『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2013年Vol.11から連載中[1]。前作『キッドアイラック!』に続き、長田悠幸と町田一八のタッグによる2作目。ジミ・ヘンドリクスの亡霊に取り憑かれた高校教師が、バンドを結成し音楽活動に邁進していくさまを描く。
本作の演奏シーンでは、各楽器を表す擬音の数・形状・位置を細かく書き込むことによって詳細に音楽を描写する手法がよく用いられるほか、体育館が爆発する・竜巻が起こるなど、非現実的かつ迫力のある演出を見開きで行う点が非常に特徴的である[2]。これらについて、町田は「ライブを観に行って実際に感じるようなインパクトを表現したい」「もともと長田さんがファンタジー系の作家だったことは大きい」と述べている[2]。さらに「伝説的なミュージシャンは27歳で亡くなる」いわゆる27クラブの伝承を題材としているため、ジミ・ヘンドリクスをはじめとする実在の人物が複数登場し、彼らにまつわる逸話や実際のエピソードも数多くストーリーに盛り込まれている[2]。生形真一[2]・大山純[3]など、プロのミュージシャンからも支持を得ている。
登場人物の名前は自動車会社をモチーフとしたものが多い。
三菱学園高校で働く”ジミ”な英語教師・本田紫織は、実家の借金返済のため仕事に明け暮れる日々を送っていた。ところが27歳の誕生日を迎えた日、突然ジミ・ヘンドリクスの亡霊に取り憑かれ「27歳が終わる日までに音楽で伝説を残さなければ死ぬ」と言い渡される。紫織は三菱学園の生徒達と軽音部を立ち上げ、伝説の達成へ向けて音楽活動を始めることとなる。
年齢・学年は最新刊時点でのもの。声はノイズキャンセリングマンガの声優。
紫織と軽音楽部の生徒たちからなるバンド。バンドコンテスト"Bridge To Legend"で勝ち進むことを目標としている。ライブでのレパートリーは『パープル・ヘイズ』『デイ・ドリーム・ビリーバー』『JACK in!』『STORY』など。
高校時代の同級生4人組により結成された、キャリア10年の実力派インディーズバンド。通称「ブラバス」。SHIORI EXPERIENCEの初ライブで共演し、圧倒的な力の差を見せつけた。Bridge To Legendの一次予選で再び紫織たちと相見えることになる。ライブ時の衣装は黒スーツで統一している。レパートリーは『BLACK BUSのテーマ』『次、 停まります』『長距離夜行』『出発進行』など。
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