QF 1.5ポンド砲

ヴィッカースQF 1.5ポンド砲
種類 機関砲
原開発国 イギリスの旗 イギリス
運用史
配備期間 1915年以降
関連戦争・紛争 第一次世界大戦
開発史
開発者 ヴィッカース
開発期間 1910年
諸元
重量 126 lb (57 kg)
銃身 1.57 m (43口径)

口径 37 mm (1.457 in)
初速 2,100 ft/s (640 m/s)
最大射程 2,000 yards (1,830 m)
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ヴィッカースQF 1.5ポンド・ポンポン砲英語: Vickers QF 1½ pounder pom-pom gun)は、ヴィッカース社が開発した機関砲[1][2][3]

概要

イギリス海軍では、当初予定されていた29口径37mm機銃(QF 1ポンド・ポンポン砲)欧州大陸への派遣地上部隊にまわされたことによる供給不足を補うためにマークスマン級駆逐艦の一部で搭載されたほか[4]L級以前の駆逐艦の一部でも搭載された[5]。またアリシューザ級軽巡洋艦の一部にも搭載されたほか、少数がオーストリア=ハンガリー帝国海軍にも輸出された[2]

第一次世界大戦で艦載用の近接対空兵器として用いられたが、成績不良のため、まもなく39口径40mm機銃(QF 2ポンド・ポンポン砲)によって代替されており、1939年までに運用は終了したものとみられている[2]

参考文献

  1. ^ Norman Friedman (2011). Naval Weapons of World War One - Guns, Torpedoes, Mines, and ASW Weapons of All Nations. Naval Institute Press. p. 120. ISBN 978-1848321007 
  2. ^ a b c Tony DiGiulian (2017年3月20日). “Britain 1.5-pdr [37 mm/43 (1.46") Mark I - NavWeaps]” (英語). 2017年5月3日閲覧。
  3. ^ Norman Friedman (2009). British Destroyers From Earliest Days to the Second World War. Annapolis, Maryland: Naval Institute Press. ISBN 978-1-59114-081-8 
  4. ^ Randal Gray (1984). Robert Gardiner. ed. Conway's All the World's Fighting Ships 1906-1921. Naval Institute Press. p. 77. ISBN 978-0870219078 
  5. ^ 高須廣一「兵装 (技術面から見たイギリス駆逐艦の発達)」『世界の艦船』第477号、海人社、1994年2月、172-179頁、ISBN 978-4905551478