『LIONS BASEBALL L!VE』 (ライオンズ ベースボールライブ)は、2016年からフジテレビTWOもしくはフジテレビNEXT(ごくまれにフジテレビONEでも)で放送する埼玉西武ライオンズ主催試合の中継番組。放送上は、この番組名の末尾に西暦年を付けたタイトルを、シーズンごとに使用する(2024年の場合は『LIONS BASEBALL L!VE 2024』)。
概要
フジテレビジョンでは1994年まで、西武ライオンズ主催試合の一部を地上波で放送した。1995年以降は放送が途絶えていたが、球団名を埼玉西武ライオンズに改称した後の2014年には、東北楽天ゴールデンイーグルスとの開幕第2戦(西武プリンスドーム)で地上波で中継した[1]。
また、フジテレビジョンが運営するCSチャンネルでは、フジテレビONEが『SWALLOWS BASEBALL L!VE』として2005年から東京ヤクルトスワローズの主催全試合を中継。埼玉西武の主催試合については、1997年から2011年までJ SPORTS[注 1]、2012年に朝日ニュースター、2013年から2015年までテレ朝チャンネル2[注 2]で全試合を放送してきた。
フジテレビでは2015年末に、衛星放送における埼玉西武主催全試合の中継権を取得。CSでは、フジテレビTWOで2016年から、同球団主催のオープン戦・公式戦全試合を放送することになった[2]。
ただし番組スタッフおよび制作会社は2015年まで同様テレテックが制作協力を行い、制作著作は埼玉西武ライオンズが管理し、フジテレビは製作著作の権利を保有しない。このため実態は、2015年までのテレ朝チャンネル2『プロ野球完全中継 ○○!ライオンズ』の体裁を、制作には直接関与しないがフジテレビTWOが引き継ぐ形となっている(SWALLOWS BASEBALL L!VEでは番組制作はフジ・メディア・テクノロジー、制作著作はフジテレビが管理する)[注 3]。
なお、テレ朝チャンネル2放送時代は球団制作であっても、シフトの都合によりフリーアナウンサー・球団職員・フリー解説者の他にテレビ朝日のアナウンサー・解説者が担当することがあったが、本番組でフジテレビのアナウンサーと解説者(FNS各局解説者を含む)の担当が含まれた実例は、後述のヤクルト主催ゲームを除いて2018年までは発生していなかった。
2016年6月18日には、ヤクルト主催の西武戦[注 4]をフジテレビONE『SWALLOWS BASEBALL L!VE』との共同で中継。『SWALLOWS BASEBALL L!VE』(解説:石井一久、実況:福永一茂)と本番組(解説:谷沢健一、実況:田淵裕章)、ヤクルト・西武それぞれ中心の目線で、一部映像を差し替えてそれぞれ別々の実況と解説で放送を行った(なお当日雨天中止の場合、その代替開催日にはTWOの編成上の関係で実施しない予定だった)。この中継は本番組では唯一フジテレビの直接制作となる[3]。なお同じ組み合わせは2017年もヤクルト側の主催・神宮球場で開催されたが、同様のコラボイベントは開催されなかった。2021年のヤクルト主催では、『SWALLOWS BASEBALL L!VE』で副音声企画を行い、本番組の出演者が副音声を担当する形式となった。
2019年6月14日(金曜日) - 6月16日(日曜日)は『フジテレビダービー』として、西武主催のヤクルト戦において副音声とTWOsmart特設チャンネルでフジテレビのアナウンサーと解説者によるヤクルト応援実況を実施した[4]。
なおフジTWOでは、フジONEでヤクルト主催試合が開催される日に、地上波各系列局が制作してローカル放送するビジターの対巨人戦[注 5]を放送する日があるが、2016年度以後、ヤクルト・西武主催試合と前述の巨人戦が重複する際は、BSフジ・フジテレビNEXTで放送した内容をフジONEまたはフジTWOで深夜にCS初回放送として録画ナイターを放送する事例または他のCS局[注 6]に放送権を譲渡する事例の何れかとなる(重複がない場合でも、地上波が録画中継の時を中心に、稀に巨人戦を他のCS局に譲渡する場合もある)[注 7]。
2018年からは数試合、テレビ埼玉へネットしている。また同年3月3日にはサガテレビがオープン戦の対広島戦(みどりの森県営球場・西武球団制作)をネット受けした(途中サガテレビでは独自に自社のアナウンサーによる球場からのリポートを挿入、ビジター側地元局のテレビ新広島でも西武球団から映像提供を受け、広島からのオフチューブ実況に差し替えて放送)。
なお、埼玉西武のファーム(二軍)主催試合についてはフジテレビTWOではなく、2020年度からスカパーJSAT系のスポーツ専門チャンネル「スポーツライブ+」にて放送している[5]。
2021年からは一部の試合で、ビジター応援副音声を実施する(『BS12 プロ野球中継』に準じた方法)。
2022年10月1日(土曜日)の西武対ソフトバンク戦(ソフトバンクでの新型コロナウイルスの感染蔓延により延期となった7月1日分の振替)はフジテレビTWOの編成上の都合上、同日にヤクルト主催試合の中継予定がないフジテレビONEでの振替放送となった。
放送時間
時間帯 |
放送時間 |
中継の延長 |
備考
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ナイトゲーム |
試合開始10分前 |
試合終了まで |
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デーゲーム |
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解説者
- 2024年の対応
※:埼玉西武球団職員
○:2011年までのJ SPORTSでの中継→2012年 - 2015年のテレ朝チャンネル2から続投
◎:2015年までのテレ朝チャンネル2での中継から続投
- フジテレビ制作中継や西武対ヤクルト戦の副音声にはフジテレビ解説者が、2021年から実施するビジター応援副音声は各球団制作中継の解説者が出演。
実況・リポーター
◎:2015年のテレ朝チャンネル2放送分に続いて、埼玉西武主催試合中継の実況・リポーターを担当。2016年以降もシフトの都合によりBS朝日の中継でも実況を担当することがある(この場合、解説は本番組の出演者の他にテレビ朝日の解説者が担当する場合あり)。
- フジテレビ制作中継や西武対ヤクルト戦の副音声にはフジテレビアナウンサーが、2021年から実施するビジター応援副音声は各球団制作中継を担当のフリーアナウンサーが出演。
テーマ曲
関連項目
埼玉西武ライオンズの放送権に関する項目
脚注
注釈
- ^ 2008年までフジテレビが資本参画
- ^ 朝日ニュースターの運営が朝日新聞社からテレビ朝日に移行したため局名変更
- ^ テレ朝チャンネル2時代は、テレビ朝日も制作クレジットに含まれていた。
- ^ 2014年までは毎年ホーム・アンド・アウェー(2005・06年は6回総当たり=各3回、2007-14年は4回総当たり=各2回)だったが、2015年以後はどちらかのホームでの3連戦(2年でホーム・アンド・アウェーが完成する)の形であり、西武主管はこれまでに2015、2017、2019、2023(予定)年に、逆にヤクルト側の主管は2016、2018、2021、2022(予定)年にそれぞれ行われている。
- ^ 対象:中日ドラゴンズ主催・東海テレビ制作(衛星波向けは地上波とは別制作)、阪神タイガース主催・関西テレビ制作、広島東洋カープ主催・テレビ新広島制作(地上波と同時放送だがスコア表示とテーマ曲はフジテレビのものに差し替え)。
- ^ 阪神戦=GAORA、スカイ・エー、テレ朝チャンネル2(いずれもTigers-ai制作)、中日戦=J SPORTS(東海テレビ制作)、広島戦=J SPORTS(テレビ新広島制作。スコア表示とテーマ曲はJ SPORTSのものに差し替え)、またはJ:COMテレビ制作・ケーブルテレビ局向け。
- ^ 2023年8月15日はONEでヤクルト対DeNA戦、TWOで西武対楽天戦が放送される都合で、中日対巨人(東海テレビ製作)は、生放送をJ SPORTS2に迂回(別にBSフジ生中継。20:55からマルチ編成182)、ONEでは16日0時からノーカット録画中継が予定されていたが、台風により中止となり、それぞれ別番組に差し替えられた
出典
外部リンク
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全国放送 | |
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BS・CS | |
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地域別7 |
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関連項目 | |
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脚注
- 1 テレ朝チャンネル2でも一部試合を放送。
- 2 びわ湖放送、奈良テレビ、テレビ和歌山、ぎふチャン、三重テレビへもネット(一部試合を除く)。
- 3 阪神戦に限り『with Tigers MBSベースボールパーク』のタイトルを使用。
- 4 びわ湖放送、奈良テレビ、テレビ和歌山、テレビせとうちへもネット(一部試合を除く)。
- 5 阪神主催試合(『GAORAプロ野球中継』『スカイA スタジアム』)の制作を担当。
- 6 西武主催試合(『LIONS BASEBALL L!VE』『TVSライオンズアワー』)の技術協力を担当。
- 7 放送局を地域別に区分したものであり、放送エリアではない。
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