ジャパンラグビーリーグワン 2023-24 DIVISION 3(ディビジョン3)は、日本のラグビーユニオンによる社会人リーグ戦「ジャパンラグビーリーグワン」3部リーグの3年度目として、2023年12月9日から2024年5月にかけて開催された日本のラグビーユニオンによる社会人リーグ戦である。
出来事
- このシーズンから、反則による退場は原則として20分レッドカードとなった[1]。
- 次期2024-25シーズンは、DIVISION3に3チームが新規参入し6チーム編成、DIVISION2は8チーム編成となる[2]。このため、今期DIVISION3の1〜2位はDIVISION2へ自動昇格する。今期DIVISON3の3位チームは、DIVISION2の6位チームと入替戦を行う[3]。
- 2024年3月24日(第10節/全15節)に日野レッドドルフィンズが8戦全勝で勝ち点を重ね、上位2位内が確定(DIVISION2へ昇格決定)となった[4][5]。4月20日(第13節)には優勝が確定した[6]。
- 2024年4月6日(第12節の途中)、ジャパンラグビーリーグワン2023-24の総入場者数(DIVISION1・2・3の合計)が775,565人となり、最多記録を更新した。翌4月7日には796,928人になった。昨季2022-23シーズンの総入場者数は745,311人、初年度2022シーズンは484,047人だった[7]。
- 2024年4月7日(第12節/全15節)に清水建設江東ブルーシャークスが7戦3敗で勝ち点を重ね、上位2位内が確定(DIVISION2へ昇格決定)となった[8][9]。4月20日(第13節)に2位確定[6]。
アーリーエントリー
チーム
順位
5チームが、ホストとビジターを入れ替えながら総当たり戦を3回行い(各チーム12試合実施、DIVISION3全体では30試合を実施)、「勝ち点」を重ねていき、順位を決定する。
次期2024-25シーズンは、DIVISION3に3チームが新規参入し6チーム編成、DIVISION2は8チーム編成となる[2]。このため、今期DIVISION3の1〜2位はDIVISION2へ自動昇格する。今期DIVISON3の3位チームは、DIVISION2の6位チームと入替戦を行う(5月17-19日のいずれか、5月24-25日のいずれか、で2回対戦)[3]。
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順位
|
チーム
|
試合数
|
勝ち点
|
勝
|
分
|
負
|
得点
|
失点
|
得失差
|
昇格・入替戦
|
優勝
|
日野レッドドルフィンズ
|
12 |
49 |
10 |
1 |
1 |
512 |
272 |
240 |
DIVISION2へ自動昇格
|
2
|
清水建設江東ブルーシャークス
|
12 |
42 |
9 |
0 |
3 |
413 |
297 |
116 |
DIVISION2へ自動昇格
|
3
|
クリタウォーターガッシュ昭島
|
12 |
20 |
5 |
0 |
7 |
369 |
452 |
-83 |
DIVISION2 6位に敗戦、残留
|
4
|
スカイアクティブズ広島
|
12 |
20 |
4 |
0 |
8 |
314 |
464 |
-150 |
残留
|
5
|
中国電力レッドレグリオンズ
|
12 |
9 |
1 |
1 |
10 |
267 |
390 |
-123 |
残留
|
|
- 勝ち点は、勝ち4点、引き分け2点、負け0点。
- ただし、7点差以内の負けは1点を付与、3トライ差以上での勝ちは追加で1点を付与。
- 同じ勝ち点である場合は下記の順番で順位を決定する。
- 勝ち点
- 勝利数
- ①および②が同数であったチーム間の勝ち点
- ①、②および③が同数であったチーム間の得失点差
- 全試合の得失点差
- 当該チーム間のトライ数
- 全試合でのトライ数
- 当該チーム間のトライ後のゴール数
- 全試合でのトライ後のゴール数
- 抽選
|
受賞者
年間表彰式「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 アワード」の各賞受賞者のうち、主にDIVISION3に関連するもの[12]。別ページの「DIVISION1 受賞者」「DIVISION2 受賞者」も参照のこと。
チーム表彰
個人表彰
- DIVISION3 MVP:コンラッド・バンワイク(江東BS)【初】
- DIVISION3 得点王:コンラッド・バンワイク(江東BS)【初】- 156得点(11T、37G、9PG)[14]
- DIVISION3 最多トライゲッター:コンラッド・バンワイク(江東BS)【初】- 11トライ[14]
- DIVISION3 ベストキッカー:ピアーズ・フランシス(WG昭島)【初】- キック成功率(G・PG)82.2%
- DIVISION3 ベストタックラー:エドワード・カーク(中国RR)【初】- タックル数218回, 成功数179回, 成功率82.1%
- DIVISION3 ベストラインブレイカー:金澤徹(江東BS)【初】- 14回
- DIVISION3 優秀ヘッドコーチ賞:苑田右二(日野RD)【初】
- ベストホイッスル賞:古瀬健樹レフリー【2季連続、2回目】
プレイヤーズ・チョイス・プライズ
選手によって自ら受賞対象選手を選ぶ賞。
入場者数
入場者数の推移
シーズン
|
実施 試合数
|
総入場数
|
1試合平均
|
DIVISION1 1試合平均
|
DIVISION2 1試合平均
|
DIVISION3 1試合平均
|
入替戦 1試合平均
|
プレーオフ 1試合平均
|
備考
|
2022
|
150
|
484,047
|
3,227
|
4,213
|
1,670
|
847
|
1,893
|
15,896
|
[15][16]
|
2022-23
|
168
|
745,311
|
4,436 前年比37%増
|
5,744 前年比36%増
|
1,739 前年比4%増
|
1,437 前年比70%増
|
2,273
|
19,842 前年比25%増
|
[17]
|
2023-24
|
173
|
1,146,524
|
6,603 前年比49%増
|
8,929 前年比55%増
|
3,185 前年比83%増
|
1,456 前年比1%増
|
3,702
|
24,648 前年比24%増
|
[18]
|
前シーズンまでの新型コロナウイルス感染症への対策にもとづく 人数規制が無くなった。
- 2024年4月6日(DIVISION1とDIVISION3の第12節)、ジャパンラグビーリーグワン2023-24の総入場者数(DIVISION1・2・3の合計)が775,565人となり、最多記録を更新した。翌4月7日にはさらに更新し、796,928人になった[19]。
- 最終的にシーズン1試合平均が6,603人となり[18]、前身トップリーグ時代の最多となった2015-16シーズンの1試合平均6,470人[20]を超えた。
他のプロスポーツリーグとの比較
リーグ
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シーズン
|
期間
|
試合数
|
総入場者数
|
1試合平均 入場数
|
備考
|
出典
|
ジャパンラグビーリーグワン
|
2023-24
|
2023年12月9日 - 2024年5月26日
|
173
|
1,146,524
|
6,603
|
1シーズン総入場者数が過去最多
|
[18]
|
Jリーグ公式戦(サッカー)
|
2024
|
2024年2月23日 - 12月8日
|
1,219
|
12,540,265
|
10,287
|
年間総入場者数が過去最多
|
[21]
|
セ・パ公式戦(プロ野球)
|
2024
|
2024年3月29日 - 11月3日
|
858
|
26,681,715
|
31,098
|
観客動員数がNPB史上過去最多
|
[22][23]
|
試合一覧
リーグ戦
第1節
第2節
第3節
第4節
- 中国電力レッドレグリオンズに体調不良者発生のため、試合中止。[24]
第5節
第6節
【追加的処分】小山内健(日野RD)→ 3試合(第8節~第10節)出場停止[25]
第7節
第8節
【追加的処分】武田知大(SA広島)→ 3試合(第10節~第12節)出場停止[26]
第9節
【追加的処分】オーガスティン・プル(日野RD)→ 4試合(第10・11節、第13・14節)出場停止[27]
第10節
第11節
【追加的処分】トム・ロウ(江東BS)→ 3試合(第12・13・15節)出場停止[29]
【追加的処分】トロケマイケル(江東BS)→ 3試合(第12・13・15節)出場停止[30]
第12節
2024年4月6日、ジャパンラグビーリーグワン2023-24の総入場者数(DIVISION1・2・3の合計)が775,565人となり、最多記録を更新した。翌4月7日(第12節までの合計)は796,928人になった。昨季2022-23シーズンの総入場者数は745,311人、初年度2022シーズンは484,047人だった[7]。
第13節
- 日野レッドドルフィンズは、この試合で勝ち点45(8勝1分0敗)となり、DIVISION3での優勝が決まった[31][32]。
第14節
第15節
- クリタウォーターガッシュ昭島は、勝利によりDIVISION3の3位が確定。DIVISION2との入替戦へ進出する。
- 清水建設江東ブルーシャークスは、今季これまで無敗(10勝1分け)の日野レッドドルフィンズに勝利した[33]。
入替戦(DIVISION2/DIVISION3)
昇格・降格は、(1)勝ち点、(2)勝利数、(3)得失点差、(4)トライ数、(5)トライ後のゴール数、によって決定する。それでも順位が決まらない場合、DIVISION2所属チームが残留する[34]。勝ち点は、勝ち4点、引き分け2点、負け0点。7点差以内の負けは1点を付与し、3トライ差以上での勝ちは追加で1点を付与する[34]。
第1戦
第2戦
【追加的処分】トゥマナワ・タファイ(WG昭島)→ 5試合(入替戦、2024-25シーズン第4節まで)出場停止[35]
レフリー
パネルレフリー
2023-24シーズンでレフリーを担当する16名[36]。日本ラグビーフットボール協会A級レフリーから選出された。「パネル(panel)」とは「選抜された」「招待された」などの意味。
試合中継メディア
DIVISION3の試合中継について。
J SPORTS
J SPORTSが事業共創パートナーに就任しており、リーグワン全試合のテレビ・インターネット中継の放映権を取得。初年度2022シーズンから以下のように放送・配信している。
J SPORTS以外
出典:[39]
関連項目
脚注
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2024-25 参加チーム |
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過去のチーム | |
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シーズン |
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スコッド | |
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アーリーエントリー | |
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関連項目 | |
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過去の大会 | |
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