日野レッドドルフィンズ(ひのレッドドルフィンズ、英: Hino RED DOLPHINS)は、ジャパンラグビーリーグワンに所属する日野自動車のラグビーチームである。略称は「日野RD」。練習グラウンドは、日野自動車総合グラウンド(東京都日野市)[1]。
概要
チームスローガン
- 2020-21シーズン:Winning Environment[2]
- 2022-23シーズン:CONNECTION[17][18]
- 2023-24シーズン:WXCITING NEW CHALLENGE[19][20]、TAP(「強く(T)、愛され(A)、この街の誇り(PRIDE)となるようなチーム」「チームワーク、アクション、プライド」)[21]
タイトル
最上位リーグ
カップ戦
7人制大会
成績
回 |
年度 |
地区 |
成績 |
試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
備考
|
14 |
1961 |
東京 |
1回戦敗退 |
1 |
0 |
0 |
1 |
6 |
14 |
-8 |
日野自動車のチーム名で出場
|
18 |
1965 |
東京 |
1回戦敗退 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
30 |
-30 |
|
トップリーグ創設以前
- 1991-1992 関東社会人リーグ2部 2位(5勝1敗)
- 1992-1993 関東社会人リーグ2部 6位(2勝4敗)
- 1993-1994 関東社会人リーグ2部 優勝(6勝)
- 1994-1995 関東社会人リーグ2部 4位(3勝3敗)、関東社会人リーグ1部に昇格
- 1995-1996 関東社会人リーグ1部 7位(2勝5敗)
- 1996-1997 関東社会人リーグ1部 5位(3勝4敗)
- 1997-1998 関東社会人リーグ1部 4位(3勝4敗)
- 1998-1999 関東社会人リーグ1部Aグループ 8位(1勝6敗)
- 1999-2000 関東社会人リーグ1部Aグループ 8位(7敗)
- 2000-2001 関東社会人リーグ1部Bグループ 6位(2勝5敗)
- 2001-2002 関東社会人リーグ1部Bグループ 6位(2勝5敗)
- 2002-2003 関東社会人リーグ1部Bグループ 5位(3勝4敗)
トップリーグ
- 2003-2004 関東社会人リーグ1部 優勝(9勝)
- 2004-2005 関東社会人リーグ1部 優勝(9勝)
- 2005-2006 関東社会人リーグ1部 2位(8勝1敗)
- 2006-2007 関東社会人リーグ1部 優勝(10勝1敗)
- 2007-2008 関東社会人リーグ1部 優勝(10勝1敗)、トップイースト11に昇格
- 2008-2009 トップイースト11 10位(1勝9敗)、関東社会人リーグ1部に降格
- 2009-2010 関東社会人リーグ1部 優勝(11勝)、トップイーストリーグに昇格
- 2010-2011 トップイーストリーグ 8位(3勝8敗)
- 2011-2012 トップイーストリーグ Div.1 8位(1勝7敗1分)
- 2012-2013 トップイーストリーグ Div.1 9位(2勝7敗)
- 2013-2014 トップイーストリーグ Div.1 7位(3勝6敗)
- 2014-2015 トップイーストリーグ Div.1 4位(6勝3敗)
- 2015-2016 トップイーストリーグ Div.1 4位(6勝3敗)
- 2016-2017 トップイーストリーグ Div.1 2位(8勝1敗)、トップチャレンジ2・1位、トップチャレンジ1・3位、トップリーグ入替戦・敗戦、ジャパンラグビートップチャレンジリーグに参入
- 2017-2018 トップチャレンジリーグ 2位(1stステージ 6勝1敗・2位、2ndステージ 2勝1敗)、トップリーグ入替戦・勝利、ジャパンラグビートップリーグに昇格
- 2018-2019 トップリーグ 14位(リーグ戦・レッドカンファレンス 1勝6敗・7位、順位決定トーナメント、1回戦・敗戦、13位決定戦・敗戦 トップリーグカップ 14位(プール戦0勝3敗・4位、順位決定トーナメント、13位決定戦・敗戦)、トップリーグ入替戦・勝利、トップリーグ残留
- 2019-2020 (トップリーグカップ プール戦敗退(プール戦2勝3敗・4位)、後述する選手の不祥事によりリーグ戦を途中辞退(辞退時点での成績:1勝5敗)
- トップリーグ2021 リーグ戦ホワイトカンファレンス7位、プレーオフトーナメント9位[23]
JAPAN RUGBY LEAGUE ONE
シーズン
|
DIVISION
|
最終順位
|
リーグ順位 |
試合数 |
勝点 |
勝 |
分 |
負 |
得点 |
失点 |
得失差
|
順位決定戦/入替戦
|
備考
|
2022
|
DIVISION2
|
4位
|
4位/6チーム |
10 |
22 |
4 |
0 |
6 |
285 |
247 |
38
|
順位決定戦4位
|
[24]
|
2022-23
|
DIVISION2
|
6位
|
6位/6チーム |
10 |
7 |
1 |
0 |
9 |
124 |
208 |
-84
|
順位決定戦および 入替戦の辞退 により降格
|
[9][25]
|
2023-24
|
DIVISION3
|
優勝
|
1位/5チーム |
12 |
49 |
10 |
1 |
1 |
512 |
272 |
240
|
自動昇格
|
[26]
|
2024-25シーズンの順位
|
リーグ戦 順位
|
チーム
|
試合数
|
勝ち点
|
勝
|
分
|
負
|
得点
|
失点
|
得失差
|
入替戦
|
最終結果
|
1
|
清水建設江東ブルーシャークス
|
2 |
8 |
2 |
0 |
0 |
66 |
57 |
9
|
|
|
2
|
レッドハリケーンズ大阪
|
1 |
5 |
1 |
0 |
0 |
34 |
13 |
21
|
|
|
3
|
NECグリーンロケッツ東葛
|
2 |
5 |
1 |
0 |
1 |
72 |
51 |
21
|
|
|
4
|
豊田自動織機シャトルズ愛知
|
1 |
4 |
1 |
0 |
0 |
24 |
20 |
4
|
|
|
5
|
九州電力キューデンヴォルテクス
|
2 |
4 |
1 |
0 |
1 |
60 |
64 |
-4
|
|
|
6
|
日野レッドドルフィンズ
|
1 |
1 |
0 |
0 |
1 |
24 |
25 |
-1
|
|
|
7
|
花園近鉄ライナーズ
|
1 |
1 |
0 |
0 |
1 |
20 |
24 |
-4
|
|
|
8
|
日本製鉄釜石シーウェイブス
|
2 |
1 |
0 |
0 |
2 |
40 |
86 |
-46
|
|
|
|
- 勝ち点は、勝ち4点、引き分け2点、負け0点。
- ただし、7点差以内の負けは1点を付与、3トライ差以上での勝ちは追加で1点を付与。
- 同じ勝ち点である場合は下記の順番で順位を決定する。
- 勝ち点
- 勝利数
- ①および②が同数であったチーム間の勝ち点
- ①、②および③が同数であったチーム間の得失点差
- 全試合の得失点差
- 当該チーム間のトライ数
- 全試合でのトライ数
- 当該チーム間のトライ後のゴール数
- 全試合でのトライ後のゴール数
- 抽選
|
|
2024-25シーズンのスコッド
カテゴリA(日本代表の実績または資格あり)は、試合登録枠17名以上、同時出場可能枠11名以上。カテゴリB(日本代表の資格獲得見込み)は、試合登録枠・同時出場可能枠ともに任意。カテゴリC(他国代表歴あり等、カテゴリ A, B以外)は、試合登録枠3名以下。
日野レッドドルフィンズの2024-25シーズンのスコッドは下記のとおり(2024年12月13日現在)[27]。
ヘッドコーチ: 苑田右二
過去の所属選手
活動自粛
薬物事件
2020年3月5日、日野自動車は、所属選手ジョエル・エバーソンがコカインを使用したとして麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で警視庁に逮捕されたことを受け、ラグビー部(日野レッドドルフィンズ)の無期限活動自粛を決めた。これによりジャパンラグビートップリーグ2020のシーズンの残り試合を辞退する意向を示した[28]。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、2020年1月12日に始まったジャパンラグビートップリーグ2020は、2月23日の対戦を最後に実施されておらず[29]、3月23日には全試合の打ち切りが発表された[30]。
合宿中の破壊行為など
2023年2月3日付で、日野自動車はラグビー部(日野レッドドルフィンズ)の活動の無期限停止を発表した[6]。リーグワン2022-23シーズン途中、全10節あるうち第5節の試合前日での決定となった。
原因となる事件は、大分県での合宿中、2022年10月31日深夜に、選手23人、スタッフ1人の計24人で飲食店を訪れ、選手7人が服を脱ぐ、セクハラ行為を行う、物品を破壊する、チーム名を偽るなどの行為である[31][32][33]。なお、チーム名を偽ったことについては、飲食中での店員との会話レベルであり、その場ですぐ店員に訂正したと日野自動車の志賀得一部長は説明している[33]。
3か月後、2023年2月1日の週刊文春のネット報道「文春オンライン」により事件が明らかになった[32][34]。
これに対し、2月2日に日野レッドドルフィンズは「すでに解決した問題である」と表明し[35][36][37][38]、2日後の2月4日に行われる試合の出場メンバーを発表していた[33][39]。
しかし大きな批判を受け[39]、翌2月3日(試合の前日)に日野自動車は、日野レッドドルフィンズの活動無期限停止を発表、翌日の試合を辞退することになった[39][40][41]。
日野レッドドルフィンズからリーグワンへの報告は、週刊誌報道日が近くなった2023年1月28日だった[42][43]。報告を受けたリーグワンは、事件が明るみに出た後もまだ処分の検討中で、開催予定の試合を中止する判断をしていなかった[42][43]。リーグワンの東海林一専務理事は2月3日の夜、「報告が遅れたために、適切な対応が一緒に取れなかったのは遺憾」と会見で述べた[42]。
報道が出るまでの3か月間、事件を公表しなかったことについて、2月3日の会見で日野自動車の志賀得一部長は「先方との守秘義務に従った」としたが、示談という形で日野レッドドルフィンズ側から守秘義務を提案したことを明かした[31]。
3月3日、日野は順位決定戦・入れ替え戦を含めシーズン残り全試合の辞退を発表し、次シーズンは3部降格が決まった[7][8][9]。
3月15日、日本ラグビーフットボール協会は日野レッドドルフィンズをけん責処分とした[44][45]。
2023年4月から、チーム活動を再開[10]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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2024-25 参加チーム |
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過去のチーム | |
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シーズン |
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スコッド | |
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関連項目 | |
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過去の大会 | |
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