ジャパンラグビートップリーグ2017-2018は2017年から2018年にかけて行われた日本国内最高峰の社会人ラグビーユニオンリーグである。
参加チーム
ジャパンラグビートップリーグ2017-2018の参加チームは下表の通りである(記載は前年の成績上位順)。
昨シーズンの結果、ホンダヒートが今シーズンより新設されるジャパンラグビートップチャレンジリーグに降格し、NTTドコモレッドハリケーンズが地域リーグから昇格した。
昨年からの変更点
本年度は、2019 ラグビーワールドカップに向けたラグビー日本代表、及び3-7月に行われるスーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」の試合・強化日程を考慮に入れたうえで、昨シーズンは行われなかったカンファレンス制+ポストシーズン(プレーオフ)が2シーズンぶりに復活。これまでは別大会として行われていた日本ラグビーフットボール選手権大会がトップリーグの優勝決定トーナメントと兼ねることになった[1]。
- リーグ戦 参加16チームを8チームずつ2組に分け、同一グループ内で1回総当たり7試合+別グループからは6チームと1回総当たり6試合の13試合を行う。
- ポストシーズン
- 「優勝決定トーナメント」(日本選手権兼) 各組の1・2位の4チームによるトーナメント。優勝クラブはトップリーグと日本選手権の2冠を同時獲得する権利が与えられる。
- 「5-8位順位決定トーナメント」 各組の3・4位の4チームによるトーナメント
- 「9-12位順位決定トーナメント」 各組の5・6位の4チームによるトーナメント
- 「13-16位順位決定トーナメント」 各組の7・8位の4チームによるトーナメント。順位決定予備戦勝者の2チーム+15・16位決定戦の勝者の3チームはトップチャレンジリーグ2-4位のチームとの入れ替え戦に進出、15・16位決定戦敗戦チームは最下位(16位)となり自動的に2018-19シーズンのトップチャレンジリーグ降格。
リーグ戦
レッド カンファレンス
ホワイト カンファレンス
総合順位決定トーナメント
優勝決定トーナメント兼第55回日本ラグビーフットボール選手権大会
5位決定トーナメント
9位決定トーナメント
13位決定トーナメント
入替制度
トップチャレンジリーグ創設に伴う変更
今シーズンよりトップリーグと各地域リーグ(トップイースト、トップウェスト、トップキュウシュウ)の間に新しく全国規模の2部リーグとして「ジャパンラグビートップチャレンジリーグ」が創設された。それに伴い今シーズンは以下の点が変更される[2]。
変更箇所 |
前年まで(2015-2016シーズン) |
今年から(2016-2017シーズン)
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自動昇格チーム
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トップチャレンジ1・1位 |
トップチャレンジリーグ・優勝
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トップリーグ入替戦出場チーム
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トップチャレンジ1・2-4位 |
トップチャレンジリーグ・2-4位
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トップリーグ入替戦 トップリーグ15位対戦相手
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トップチャレンジ1・2位 |
トップチャレンジリーグ・2位
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トップリーグ入替戦 トップリーグ14位対戦相手
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トップチャレンジ1・3位 |
トップチャレンジリーグ・3位
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トップリーグ入替戦 トップリーグ13位対戦相手
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トップチャレンジ1・4位 |
トップチャレンジリーグ・4位
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自動降格
15位決定戦の結果、近鉄ライナーズがトップリーグ16位となり、トップチャレンジリーグへの自動降格が決定した。
自動昇格
トップチャレンジリーグ・2ndステージ上位リーグの結果、ホンダヒートが優勝し、トップリーグへの自動昇格が決定した。
トップリーグ入替戦
今シーズンはトップリーグからは13位宗像サニックスブルース、14位コカ・コーラレッドスパークス、15位NTTドコモレッドハリケーンズの3チーム、トップチャレンジリーグからは2位日野自動車レッドドルフィンズ、3位三菱重工相模原ダイナボアーズ、4位九州電力キューデンヴォルテクスの3チームが出場する。
入替戦の結果、宗像サニックスブルース、コカ・コーラレッドスパークスのトップリーグ残留、日野自動車レッドドルフィンズのトップリーグ昇格が決定した。なお入替戦を勝利してトップリーグに昇格するのは2015-2016シーズン(当時はトップチャレンジ出場チーム)の宗像サニックスブルース以来2シーズンぶり3チーム目である[3]。
表彰
2017-2018シーズンの年間表彰式は、2018年1月21日に実施された[4]。
チーム表彰
TOP LEAGUE 優勝チーム
フェアプレーチーム賞
個人表彰
トップリーグMVP
新人賞
最多トライゲッター
得点王
ベストキッカー
氏名 |
所属チーム |
備考
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五郎丸歩 |
ヤマハ発動機ジュビロ |
キック成功率83.02%(G・PG) (G:50回中41回成功 82.00%、PG:3回中3回成功 100%)(5季ぶり3回目)
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ベストホイッスル
AIG賞
※AIG賞とは、今シーズンレフリーとアシスタントレフリーを合算して最も多く担当し、多大な貢献をした方に贈られる賞。
Opta賞
※Opta賞はジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018第13節までの104試合を対象に、ゲインメーターの記録が最も高かった選手に贈られる賞。ゲインメーターとは、プレーが始まる場所からゴールラインに平行に引いたライン(ゲインライン)をボールを保持した状態で攻撃方向90度に進んだ距離の総数。ゲインラインはキックオフの時はセンターライン、キックをキャッチした時はキャッチした場所、スクラムの時はスクラムの中心からゴールラインと平行に引いた仮想ライン。
ベストフィフティーン
エピソード
リーグ開幕に先立ち、トップリーグ選手出演のPV『トップリーグの逆襲』が公開された[5]。
出典
- ^ 2017年度以降 日本選手権 大会方式変更のお知らせ 日本ラグビーフットボール協会 2017年1月18日
- ^ ジャパンラグビー トップチャレンジリーグ 2017-2018シーズン、参加8チーム決定 ジャパンラグビートップリーグ公式サイト 2017年1月28日
- ^ なお敗れたNTTドコモレッドハリケーンズは前回宗像サニックスブルースが入替戦を経て昇格したときの対戦相手であり、トップリーグ史上初めての入替戦で複数回敗れたチームとなった。
- ^ ジャパンラグビートップリーグ公式サイト 2018年1月21日
- ^ 日本最高峰の戦い、トップリーグ8月18日開幕! プロモーション動画も必見 . ラグビー共和国(2017年8月7日). 2021年1月10日閲覧。