2006 ワールド・ベースボール・クラシック プエルトリコ代表(2006 - プエルトリコだいひょう)は、2006年に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシックに出場した、野球のプエルトリコ代表チームである。監督はホセ・オケンドー(MLBセントルイス・カージナルス三塁コーチ)が務めた。
経緯
地元開催という地の利もあり、第1ラウンドを3戦全勝で突破した。第2ラウンド進出8チームの中では打率が日本、アメリカ合衆国に次ぐ3位、出塁率は日本に次ぐ2位であった。しかし第2ラウンドではドミニカ共和国に勝ったものの、打線が繋がりを欠いたベネズエラ戦、キューバ戦に連敗し、敗退した。
最終成績
第2ラウンド敗退(大会通算成績:4勝2敗)
第1ラウンド
POOL C を3戦全勝で1位通過。
- プエルトリコは4回に押し出し四球で1点の先制を許した。しかし5回にアレックス・リオスのソロ本塁打で同点に追いつくと、一死二塁からバーニー・ウィリアムスが適時打を放ち逆転。そのまま逃げ切り、WBC白星スタートを切った。
- 4回までに3点を挙げながら5回に追いつかれたプエルトリコだったが、6回に再び勝ち越しに成功すると、その後も得点を重ね8-3で勝利。第2ラウンド進出へ近づいた。
- 2連勝チーム同士の対戦は、3本の本塁打などで12点を奪ったプエルトリコが7回コールド勝ち。3勝無敗で第1ラウンド首位通過を決めた。
第2ラウンド
POOL 2 で1勝2敗の最下位に終わり敗退。
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
H |
E
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プエルトリコ(1勝)
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0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
3 |
3 |
0 |
0 |
7 |
13 |
1
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ドミニカ共和国(1敗)
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0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
6 |
2
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- 勝:ハビアー・バスケス(1勝) 敗:ダマソ・マルテ(1敗)
- 本塁打:[ドミニカ共和国] エイドリアン・ベルトレ4号(ソロ、ハビアー・バスケス)
- プエルトリコ先発のハビアー・バスケスが、強打のドミニカ共和国打線を相手に5回1失点の好投を見せ、その後登板したリリーフ陣も0点に抑えた。6回のホゼ・クルーズ・ジュニアの2点適時打が決勝点となり、プエルトリコが勝利した。
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
H |
E
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ベネズエラ(1勝1敗)
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0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
4 |
0 |
6 |
6 |
2
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プエルトリコ(1勝1敗)
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0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
7 |
0
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- 勝:カルロス・ザンブラーノ(1勝) 敗:ジョエル・ピネイロ(1敗)
- 本塁打:[ベネズエラ] エンディ・チャベス2号(2ラン、ジョエル・ピネイロ) ビクター・マルティネス1号(満塁、イバン・マルドナド)
- プエルトリコが大会初黒星を喫した。打線はベネズエラ投手陣に完封され、投手陣も本塁打2本を浴び6失点を許した。
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
H |
E
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キューバ(2勝1敗)
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1 |
0 |
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
6 |
2
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プエルトリコ(1勝2敗)
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1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
3 |
9 |
1
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- 勝:オルマリ・ロメロ(2勝) S:ビショアンドリ・オデリン(2敗1S) 敗:ディッキー・ゴンザレス(1勝1敗)
- 本塁打:[プエルトリコ] バーニー・ウィリアムス2号(ソロ、オルマリ・ロメロ)
- 1次リーグの再戦で、両者とも「勝てば準決勝進出、負ければ2次リーグ敗退」となる試合。前回のキューバ戦で好投したディッキー・ゴンザレスがこの日は4失点。7回に1点差まで追い上げたプエルトリコだったが、あと1点が奪えずに敗れた。
代表選手
外部リンク