エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム (Angel Stadium of Anaheim )は、アメリカ のカリフォルニア州 アナハイム にある野球場 。MLB のロサンゼルス・エンゼルス のホーム球場。通称はThe Big A、The Halo(天使 の輪のこと)。
球場の歴史
1961年シーズンに新球団として誕生したロサンゼルス・エンゼルスは、最初のシーズンはロサンゼルス・リグレー・フィールド を、翌1962年から1965年まではドジャー・スタジアム を本拠地球場にしていた。しかし観客動員は伸び悩む。ドジャー・スタジアムでの4年間の観客動員は329万人ほどで、これは1試合平均では1万人を辛うじて超える程度のものだった。
そのためエンゼルスは1966年から本拠地をアナハイムに移すこととなる。それに先立ち1964年夏に新球場の建設が開始。移転初年に新球場はアナハイム・スタジアム (Anaheim Stadium )の名称でオープンした。
1980年、NFL のロサンゼルス・ラムズ が移転してきたため、アメフト 兼用球場に改修される。観客席は大幅に増え、収容人数は43,000人から64,593人になった。
1995年、人気低迷にあえぐラムズがセントルイス へ移転。1997年、総工費1億1800万ドルをかけ野球専用球場に再改修された。地元の電力会社、エディソン・インターナショナル社がネーミングライツ を20年5000万ドルで取得したため、球場名もエディソン・インターナショナル・フィールド・オブ・アナハイム (Edison International Field of Anaheim )になった。しかし2003年オフに同社がオプションを行使してスポンサーを降りたため、2004年から現在の名称になった。
設備、アトラクション、演出
BIG A:アルファベット のA を象った巨大なスコアボードが左翼後方に立っていたが、ラムズが移転してきたことに伴う改修によって移動し、現在はフリーウェイ横の駐車場に立っている。
外野センター奥の巨大な人工岩と滝はウォルト・ディズニー・カンパニー が親会社だった時代に大幅な改修により出来たものである[ 1] [ 2] 。地元チームの選手がホームランを打つと、約27メートルの高さまで火が勢いよく噴き、花火も打ち上がる。
エンゼルスタジアムでホームとなるエンゼルスが3塁側を使用し、アウェーチームが1塁側を使用する。
エンゼルスがリードされているか、同点である場合、勝利を信じてということで、マスコットとしてラリーモンキー がバックスクリーンのモニターに登場し、応援を高めている。
特徴
左中間に比べて右中間が狭くなっているが、ライトフェンスが非常に高いため、左のプルヒッターに不利とされていたが、2018年のシーズンからライトフェンスのホームランの規定(黄色ライン)が変更され、高さ5.5メートルからレフトと同じ2.4メートルとされ。これによりパークファクター からも、ホームランの出やすい球場となった。
主要な出来事
球場正面
中堅から。右に見える岩からは噴水が出る他、エンゼルスの選手がホームランを打てばここから大量の花火が打ちあがる
球場外観
脚注
外部リンク
球団 歴代本拠地 文化 ライバル関係 永久欠番 エンゼルス球団殿堂 ワールドシリーズ優勝(1回) リーグ優勝(1回) できごと 傘下マイナーチーム
球団 歴代本拠地 文化 永久欠番 リーグ優勝 (4回) カンファレンス優勝 (8回) 地区優勝 (18回) 所属