チェコ国鉄110号線、別名クラルピ・ナド・ヴルタヴォウ~ロウニ線(チェコ語:Železniční trať Kralupy nad Vltavou – Louny)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。
ポドレシーン~ロウニ間は、1872年から1873年にかけて、プラハ・ドゥフツォフ鉄道により開業した。その後、1882年から1884年にかけて、クラルピ~ズヴォレニェヴェス間がオーストリア国有鉄道により開業した。両者はチェコ国鉄に併合され、最後のズヴォレニェヴェス~ポドレシーン間がチェコ国鉄により開業した。プラハとモスト・テプリツェ方面を結ぶ路線として開業したが、現在その役割は090号線が担っている。
運行形態
快速「スピェシニー(Sp)」
- プラハ - クラルピ - スラニー 【平日運行】
- 平日のみ、一日1往復運行する。プラハ~クラルピ~ロウニ間の運行で090号線に直通し、ほぼ各駅に停車する。
- 2017年以前は、プラハ - ロウニ間の運行であった。休日もプラハ~クラルピ~ロウニ~モスト間の運行で090号線・126号線に直通し、主要駅のみに停車していた。2018年度より平日の各駅停車(ただしクラーロヴィツェ通過)のみの運行となり、2024年度より、スラニー以北の運行が取りやめられた。
普通
- クラルピ - スラニー ( - ロウニ)
- 1~2時間に1本の運行。ほとんどがクラルピ~スラニー間の運行で、スラニー~ロウニ間は一日4往復の運行となる。なお、半数程度の便が、クラルピで090号線プラハ方面特急に接続する。
- 2023年度以前は、スラニー以北でも2-4時間に1本程度運行していた。
- ツィクロフラーチェク号: プラハ - スラニー ( - ズロニツェ) 【土曜・休日運行】
- 土曜・休日のみ、一日2往復の運行。スラニー以南は121号線に直通する。春・夏のみ月に1回、1往復がズロニツェまで直通し、クラーロヴィツェには停車しない。プラハ~スラニー間は、クラルピ経由と比べて距離が長く、所要時間も長くかかる。なお、秋・冬は愛称無しで運行される。
- 過去の運行形態
- 2015年度以前は、全列車スラニー止まりで、また春・夏のみの運行であった。
- 2016年に、月に1往復、ズロニツェへの直通を開始した。
- 2018年度以降、秋・冬もスラニー以南で運行する様になった。
- 2019-22年度に限り、春・夏のズロニツェ直通が2週間に1回に増発していた。
- 過去の運行系統
- スラニー - ズロニツェ - ストラシコフ 【春・夏の土曜・休日運行】
- 季節限定で、一日2往復の運行していた。ズロニツェ以北は095号線に直通していた。ズロニツェ行の1本のみ、クラーロヴィツェを通過していた。
- 2021年に限り運行していた。
駅一覧
以下では、チェコ国鉄110号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。
- 種別
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ●印:平日停車、休日通過
- |印:全列車通過
脚注