鳥越村(とりごえむら)は、石川県の南に位置した村。一向一揆まつりで知られた。金沢市への通勤率は13.1%(平成12年国勢調査)。
2005年2月1日に、野々市町を除く石川郡を構成する町村及び、松任市と合併し、白山市になった。
地理
自然地理
隣接していた自治体
歴史
手取川本流および支流大日川の河岸段丘上に合わせて29の集落があり、町村制実施まではそれぞれが独立した村であった。その後鳥越村成立まで複雑な離散集合をくり返した。
- ・広瀬 ・瀬木野 ・河合 ・下野(しもの) ・上野(かみの) ・釜清水
- ・下吉谷 ・上吉谷 ・西佐良(にしさら) ・三ッ屋野 ・河原山 ・仏師ヶ野(ぶしがの)
- ・若原 ・三坂(みさか) ・出合 ・別宮(べっく) ・別宮出 ・杉森 ・神子清水(みこしみず)
- ・渡津(わたづ) ・左礫(ひだりつぶて) ・三ッ瀬 ・数瀬 ・阿手
- ・相滝 ・野地 ・柳原 ・五十谷
沿革
- 1907年8月5日 能美郡別宮村、河野村及び吉原村が合併して、能美郡鳥越村が発足する。当時の人口は約6,800人。
- 1916年 役場庁舎落成。
- 1949年6月1日 鳥越村、白峰村及び尾口村が郡を石川郡に変更する。当時の人口は約5,800人。
- 当時は手取川を境に東側を石川郡、西側を能美郡としていた。さらに鳥越の人々は歴史的に小松との交流が深かった。渓谷が深い手取川を渡るより、山を越えて小松へ抜けるほうが容易だったためである。しかし、1927年に金名鉄道が全線開通し鶴来へのアクセスが容易になったことで、鶴来との交流が盛んになる半面小松との関係は薄くなったため、石川郡への変更が妥当として変更の陳情がなされたのである。
- 2005年1月16日 白山市への合併に向け、閉村式が行われた。
行政
村長
姉妹都市・提携都市
国内
地域
公共機関
警察
石川県警察鶴来警察署が管轄する。
消防
松任石川広域事務組合消防本部が管轄する。
なお、村内に消防署はない。
上水道
全域を鳥越村が供給する。
下水道
鳥越村単独の公共下水道である。
ゴミ処理
松任石川広域事務組合が、松任市の松任石川環境クリーンセンターで処理する。
電話
金沢市の西日本電信電話(NTT西日本)金沢支店が管轄する。市外局番は村内全域が076である。
郵便
鳥越簡易郵便局が存在したが2014年4月1日に一時閉鎖となっている。村内に集配を行う局はない。
税務
松任市の金沢国税局松任税務署が管轄する。
学校教育
中学校
小学校
社会教育
博物館・美術館等
体育施設
交通
鉄道
現在、村内に鉄道は通っていないが、かつては北陸鉄道金名線が村内を縦貫するように走っていた。廃線跡は近年サイクリングロード(手取キャニオンロード)として整備されている。
道路
バス
コミュニティバス
観光
祭り・イベント
- 大日川清流フェスティバル(7月)
- 一向一揆まつり (8月)
- 新そばまつり (11月)
名所・旧跡
保養・休憩施設
スキー場
道の駅
関連項目
外部リンク