高松市屋島競技場

高松市屋島競技場
屋島レクザムフィールド

南西の橋上にて
高松市屋島競技場の位置(香川県内)
高松市屋島競技場
施設情報
所在地 香川県高松市屋島中町字下畑374番地
位置 北緯34度20分28.36秒 東経134度6分5.98秒 / 北緯34.3412111度 東経134.1016611度 / 34.3412111; 134.1016611座標: 北緯34度20分28.36秒 東経134度6分5.98秒 / 北緯34.3412111度 東経134.1016611度 / 34.3412111; 134.1016611
開場 2017年(平成29年)4月
所有者 高松市
運用者 四電工グループ
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 106m×69m
照明 LED投光器
大型映像装置 表示板 一面
建設費 約67億円[1]
設計者 佐藤総合計画[2]
建設者 大成建設・高岸工務店JVほか[2]
使用チーム、大会
SONIO高松
本文を参照
収容人員
6000人

高松市屋島競技場(たかまつしやしまきょうぎじょう)は、香川県高松市屋島中町にある陸上競技場である。前身は「香川県立屋島陸上競技場」で、2年半をかけて全面改装された後に現名称に変更して2017年春から営業を再開した[3]

電子機器製造会社・レクザム命名権を取得し、「屋島レクザムフィールド」の愛称が使用されている。

概要

1953年(昭和28年)に開催された第8回国民体育大会(四国国体)のメイン会場として香川県により整備され[4]、「香川県立屋島陸上競技場」の名称で開場。高松以東では香川県内唯一の日本陸連公認陸上競技場である[4]

2008年平成20年)4月1日に香川県より高松市に移管された。老朽化により2012年(平成26年)10月31日に一旦閉鎖して観客席などを改築し、2017年(平成29年)4月23日に営業を再開した。

施設概要

新競技場

  • 日本陸上競技連盟第2種公認
  • トラック:400m×8レーン(メインスタンド直線部分は9レーン)、青色の全天候舗装を採用
  • 総収容人員:6000人
    • メインスタンド:3500人(個席)
    • バックスタンド:1500人(階段席)
    • 東サイドスタンド:1000人(芝生席)
  • 大型映像装置:表示板 縦6.4m×横12.0m、一面
  • ナイター照明:屋根一体型、LED投光器
  • 付属施設
    • 屋内練習場:棒高跳びの公認競技場を併設
    • 補助競技場:1周200m×6レーン、クレー舗装
    • スポーツ広場:憩いの場に「イサム・ノグチ」の彫刻遊具を配置[5]
    • 駐車場:370台

同競技場の改修後のコンセプトは、コンパクトで多機能性のあるスタジアム。メイントラックは日本陸連第2種公認のもので設計し、瀬戸内海や相引川などを連想し、屋島の景観とも調和したブルートラックを採用した。フィールドはサッカーラグビーなどの全国大会規模にも利用できるよう、天然芝を敷いている[6][7]。なお収容人員がJ2以上に参加する基準を充足していないため、Jリーグの試合には使われないものの、カマタマーレ讃岐の練習、および四国社会人大学のサッカーリーグ戦など、地域のアマチュア規模のレベルのサッカー・ラグビーの大会には使用されている[8]

バックスタンドから西側スタンドに、棒高跳びの公認競技ができる室内競技場が全国で初めて併設されている。400メートルのトラックと同じ曲率の走路では、走り幅跳びなどができる[6][7]

駐車場から客席とトラックにスロープで移動できる。またエレベーターの設置などユニバーサルデザインの視点を取り入れた施設で、障がい者スポーツの拠点として利用できる[5]

旧競技場(改修前)

  • 日本陸上競技連盟第3種公認(1997年に第2種から第3種へ格下げ)
  • トラック:全天候舗装400m×8レーン
  • フィールド:天然芝
  • メインスタンドが座席、他芝生席
  • 夜間照明2基
  • 付属施設
    • 補助競技場:250m×6レーン(クレー舗装)

施設命名権

2016年に命名権の公募が行われ、大阪市に本社を置く電子機器製造会社のレクザムが命名権を取得している。契約期間は2017年4月から2022年3月末までの5年間[9]、契約額は年額800万円[10]。2022年に命名権契約の5年間更新が行われている[11]

主なイベント・大会

その他

条例および住民合意事項に基づき、「周辺住民が迷惑する太鼓などの鳴り物入りの応援」は、運営規則で禁止されている。

競技場の南側は相引川北岸であり、競技場の北側は高松琴平電気鉄道志度線の線路が通過する。また東出入口の道路を隔て、高松市立屋島中学校があり、西出入口(正門)の道路を隔て、四国電力総合研修所が立地する。

競技場の西出入口(正門)前の北西角の道沿いに、公衆トイレが設置されている。

アクセス

脚注

注釈

出典

  1. ^ 落札業者決定/新屋島陸上競技場建設。四国新聞、2014年5月13日閲覧ほか。
  2. ^ a b 高松市屋島競技場/屋島レクザムフィールド完成”. 日刊建設工業新聞 (2017年4月21日). 2024年7月23日閲覧。
  3. ^ 特集 高松市屋島競技場〈屋島レクザムフィールド〉 
  4. ^ a b 四国新聞 (2012年9月20日). “59年間ありがとう/屋島陸上競技場、10月末閉場”. 2012年9月20日閲覧。
  5. ^ a b 広報たかまつ、2017年4月15日” (PDF). 高松市 (2017年4月15日). 2018年3月7日閲覧。
  6. ^ a b c d 「屋島レクザムフィールド(高松市屋島競技場)」の栞、高松市、2017年。
  7. ^ a b 屋島陸上競技場6000人収容に整備、来年4月オープン 香川」『産経新聞』2016年9月9日。2024年7月24日閲覧。
  8. ^ 平成29年度カレンダー
  9. ^ 「屋島レクザムフィールド」に(読売新聞地域版) - ウェイバックマシン(2016年11月17日アーカイブ分)
  10. ^ 誰も名付けてくれない…高松市の9施設命名権に応募ゼロ」『朝日新聞』2021年1月30日。2024年7月23日閲覧。
  11. ^ 「屋島レクザムフィールド」 ネーミングライツ契約更新』(プレスリリース)株式会社レクザム、2022年4月1日https://www.rexxam.co.jp/news/csr/entry-396.html2024年7月23日閲覧 
  12. ^ 「第29回日本パラ陸上競技選手権大会」開催日決定 - 高松市
  13. ^ 屋島レクザムフィールドにて 2024明治安田J3リーグ ホームゲーム開催決定のお知らせ』(プレスリリース)カマタマーレ讃岐、2024年7月24日https://www.kamatamare.jp/news/?id=3587&item=INFO2024年7月24日閲覧 

外部リンク