青山学院中等部・高等部(あおやまがくいんちゅうとうぶ・こうとうぶ)は、東京都渋谷区渋谷四丁目にある私立中学校・高等学校。
概要
現在ある中等部は1947年(昭和22年)開設、現在ある高等部は1950年(昭和25年)設立である。メソジスト派のミッションスクールで、キリスト教精神に基づく教育を行っている。青山学院初等部からの生徒のほかに中等部・高等部入学試験により入学した者が在籍している。
高等部では、中等部もしくは初等部から入学、または幼稚園から入園した内部進学の生徒と高等部から入学した外部進学の生徒との間で、第1学年から混合してクラスを編成する併設混合型中高一貫校である[1]。
高中部という名称が使用されることもあるが、これは中高一貫での教育体制を実施するために、1986年(昭和61年)より学校法人青山学院が法人内に設定している組織名称であり、東京都への届出はあくまで中等部・高等部である。
全校生徒数は1998名(2023年(令和5年)4月現在[2][3])で1学年中等部8クラス、高等部10クラスのホームルームで構成している。
「価値観の多様性 (diversity) の共有」を目指す国際交流の取り組みとして英国パブリックスクールのリース・スクールやイートンカレッジ、イタリアのパスカル校と交流を深めている。
沿革
中等部
- 1874年11月16日 - D.E.スクーンメーカーにより女子小学校が開校(創立記念日)
- 1947年 - 青山学院中等部開校
- 1949年 - 初代木造建て校舎完成
- 1950年 - 生物・音楽・図画教室・図書室を設置
- 1951年 - 学友会を発足
- 1953年 - 入学試験を開始
- 1954年 - 体育館を建設
- 1955年 - 図書館を建設
- 1959年 - 男子制服を制定
- 1960年 - 女子制服を制定
- 1961年 - 工作室を建設
- 1962年 - 学友会機関紙「緑友」の発刊を開始
- 1963年 - 初等部からの推薦制を実施
- 1965年 - 二代目校舎が完成
- 1966年 - 高等部への推薦制を実施
- 1967年 - 入学試験を改定
- 1969年 - 青山学院講堂が完成
- 1970年 - 二代目体育館完成
- 1971年 - 三年生の選択授業を開始
- 1975年 - 礼拝・下校を告げる「飛翔の鐘」を建設
- 1976年 - 入学試験を改定
- 1977年 - グラウンドを改修
- 1978年 - 「選択授業発表会」「音楽会」を実施
- 1980年 - 西校舎が完成
- 1982年 - 帰宅訓練を開始
- 1986年 - 中等部・高等部を一本化
- 1988年 - 週六日制を取り入れる
- 1996年 - 南校舎完成
- 1999年 - 授業参観を開始
- 2001年 - フィリピン訪問プログラムを開始
- 2002年 - 入学試験を改定
- 2003年 - 韓国学校訪問プログラムを開始
- 2004年 - 二年生裏磐梯キャンプを開始
- 2005年 - 三年生沖縄旅行を開始
- 2008年 - Immanuel Lutheran Collegeが中等部を初訪問
- 2009年 - 講堂の鐘を設置
- 2011年 - クラス編成の変更
- 2013年 - 二年生裏磐梯キャンプが菅平キャンプに変更
- 2015年 - Course powerの利用を開始
- 2017年 - 二年生菅平キャンプが裏磐梯キャンプに変更
- 2019年 - 三代目校舎竣工
- 2021年 - タブレットPC導入
高等部
- 1874年11月16日 - D.E.スクーンメーカーにより女子小学校が開校(創立記念日)
- 1950年 - 青山学院高等部開校
- 1951年 - プラット記念講堂を修築
- 1952年 - 南校舎完成
- 1958年 - 体育館完成
- 1960年 - 南B校舎完成
- 1961年 - 週六日制実施
- 1965年 - 生徒会館完成
- 1972年 - 制服改定
- 1976年 - 東A・東B校舎完成
- 1986年 - 中等部・高等部が一本化
- 1988年 - ホームステイ開始
- 1989年 - 高中部別館完成
- 1995年 - 短期留学制度開始
- 1998年 - ロシアの学校との交流を開始
- 2002年 - カナダホームステイを開始
- 2003年 - 週五日制制定
- 2005年 - イタリアとの交換留学開始
- 2014年 - 校舎建て替え終了
- 2015年 - スーパーグローバルハイスクール指定
教育理念
本学は、青山学院教育方針に基づき[4]、ひとりひとりの生徒の人格を育み、その自己実現を支える。
また、与えられた自分の力を他者のためにも用い、隣人と共に生きることを喜び、平和な社会に貢献する人間の育成を目指す。
著名な出身者
期数は卒業時のもの(卒業していない場合は入学時で記載)。
姉妹校
中学入試
2月2日に入学試験を実施、2月3日に合格発表を行う。入学試験は国語・算数・社会・理科の4教科で行われる。国語・算数は試験時間50分、社会・理科は試験時間25分である。併願校として、2月1日に行われる学習院女子中学を選択するケースが多い[5]。
部活動(中等部)
運動部
- 陸上部
- ラグビー部
- 野球部
- ハンドボール部
- 女子バスケットボール部
- 男子バスケットボール部
- バレーボール部
- バドミントン部
- チアダンス部
- 女子テニス部
- 男子テニス部
- 卓球部
- 水泳部
- サッカー部
- 剣道部
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文化部
- マイコン部
- 放送部
- アートクラブ
- ハンドベル部
- 創作漫画部
- 筝曲部
- 吹奏楽部
- 茶道部
- 家庭部
- 科学部
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同好会
- ラクロス同好会
- 国際交流同好会
- 文芸同好会
- 緑信会
- スキー同好会
- 地理歴史研究同好会
- 音楽同好会
- オルガン同好会
- 囲碁将棋同好会
- 柔道同好会
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部活動(高等部)
運動部
- ダンス部
- 陸上競技部
- ラグビー部
- フェンシング部
- 女子ハンドボール部
- 男子ハンドボール部
- 女子バレーボール部
- 男子バレーボール部
- 女子バスケットボール部
- 男子バスケットボール部
- バドミントン部
- 馬術部
- 女子テニス部
- 男子テニス部
- ソフトテニス部
- チアリーディング部
- 卓球部
- 水泳部
- 柔道部
- サッカー部
- ゴルフ部
- 硬式野球部
- 剣道部
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文化部
- ライフ・サイエンス部
- マンドリン・ギター部
- ブラスバンド部
- 美術部
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同好会
- 調理研究同好会
- 茶道同好会
- 弦楽アンサンブル同好会
- 漫画・イラスト同好会
- 生花同好会
- 演劇同好会
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特設クラブ
- 放送部
- ボランティア部
- ハンドベル部
- 聖書交友会
- 聖歌隊
- 出版部
- オルガン部
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- 補足※2024年現在高等部にチアダンス部を作ろうという動きがある[要出典]。
アクセス
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
青山学院高等部に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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