陸前白沢駅(りくぜんしらさわえき)は、宮城県仙台市青葉区上愛子大道[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線の駅である[2]。
歴史
1960年代までは、周辺住民だけでなく、南に山一つこえた秋保町(当時)の人々、北の大倉地区の定義如来に行く参拝者も利用した[4]。駅周辺に守屋木材の工場があり、木材や岩沼駅までのチップの輸送もあった。自動車が広まると駅の利用圏が狭まり、利用が落ち込んだ。
年表
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[2]。互いのホームは構内踏切で連絡している。スロープがあり、車椅子などが使用できるが、列車とホーム間に段差ができる。
仙台地区センター管理の無人駅である[2]。北側の簡易駅舎内に乗車駅証明書発行機(自動精算機対応)が設置されている。
JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。
のりば
- 一線スルー化されているため、行き違いがない場合は両方向とも、駅舎側の1番線を通行する。
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駅舎内(2023年9月)
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ホーム(2023年9月)
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構内踏切(2023年9月)
利用状況
1957年度(昭和32年度)- 2007年度(平成19年度)の1日平均乗車人員および貨物輸送の推移は以下のとおりであった。
乗車人員・貨物輸送推移
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年度
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1日平均乗車人員
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貨物輸送
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出典
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普通
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定期
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合計
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貨物発
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貨物着
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1957年(昭和32年)
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409
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1.2t
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3.9t
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[8]
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1960年(昭和35年)
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447
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0.8t
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1.6t
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1970年(昭和45年)
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|
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394
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72t
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11t
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[9]
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1980年(昭和55年)
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282
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23t
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4t
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1999年(平成11年)
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18
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99
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117
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廃止
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[10]
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2000年(平成12年)
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16
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80
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96
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2001年(平成13年)
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13
|
73
|
86
|
2002年(平成14年)
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12
|
67
|
79
|
[11]
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2003年(平成15年)
|
13
|
65
|
78
|
2004年(平成16年)
|
12
|
69
|
81
|
2005年(平成17年)
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10
|
62
|
72
|
2006年(平成18年)
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10
|
55
|
65
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2007年(平成19年)
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10
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45
|
55
|
[12]
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駅周辺
広瀬川南岸の河岸段丘上、上愛子地区の西部に位置する。北に、線路に平行して国道48号が走り、駅前からはごく短い宮城県道219号白沢停車場線で通じる。48号はこの箇所で国道457号と重複している。
バス路線
国道48号に仙台市営バス「白沢駅前」停留所があり、作並温泉・定義・秋保・仙台駅方面への路線が発着している。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■仙山線
- □快速
- 通過
- ■普通
- 愛子駅 - 陸前白沢駅 - 熊ケ根駅
脚注
参考文献
- 宮城町誌編纂委員会『宮城町誌』本編、宮城町役場、1969年。
- 宮城町誌改訂編さん委員会『宮城町誌』続編、仙台市役所、1989年。
関連項目
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外部リンク