阿部 尚徳(あべ よしのり、1978年3月5日 - )は、日本のソングライター、編曲家、キーボーディスト、シンセサイザー奏者、マニピュレーター、音楽プロデューサー、ボカロP。主にとく、toku、とくPという名義で活動している。
東京都出身。ニコニコ動画にてVOCALOIDを用いたオリジナル楽曲を発表している他、千秋、アンジェラ・アキ、竹仲絵里、LiSA、原田ひとみなどの楽曲を手掛けている。また、音楽制作ユニットへっどほんトーキョーと活動休止中のバンドbeaticaの中心メンバーでもあり、現在はGARNiDELiAのキーボーディストとして活動中。
他の活動名義に あべよしのり、Yoshinoli“TOKU”ABE、阿部“beatica”尚徳、阿部“TOKU”阿部尚徳、pliomなどがある。
元々は合唱・声楽を志していたが、専門学校入学時に作曲に転向。作曲を栗山和樹、編曲を滝沢淑行に師事した。
フリーランスからオフィス瀬戸、ヴァーゴミュージック、ソニー・ミュージックアーティスツを経て、現在はソニー・ミュージックレーベルズ、エスエムイーレコーズに所属。
前述の通り、VOCALOIDを使った楽曲をニコニコ動画に投稿している。アカウント名は「へっどほんトーキョー」、作者名は「とくP」、作詞、作曲、編曲のクレジットには「とく」(作詞は「オルドマン4」のこともある)と表記される。
初投稿は2009年5月6日の「COLOR」。ただしこの曲は4月11日にデモが発表されていたbeaticaの新曲[2]で、次の「blue bird」も2008年10月8日のコンピレーション・アルバム『ついコン2』でs.y.n.(ヴォーカルは現へっどほんトーキョーのuryan)に提供した曲である。VOCALOID向けに作られた楽曲としては、7月27日に投稿された3曲目の「SPiCa」が最初である。
使用するVOCALOIDは主に初音ミクで、GUMI、mikiを使った曲、VOCALOIDを使用しない曲もある。作曲・編曲は(カバー曲を除き)いずれも阿部尚徳。作詞は阿部自身をはじめへっどほんトーキョーのメンバーの他、beaticaのA.Iが手掛けることも多い。イラストは、へっどほんトーキョーのほか外部のイラストレーターも多く、代表曲の「SPiCa」など数曲にはrefeiaが提供している。
へっどほんトーキョー名義でCD化されているほか、数曲がEXIT TUNESのコンピレーション・アルバムに収録されている。
VOCALOIDを使ったニコニコ動画で活躍するクリエイターで構成されるレーベル「BALLOOM」のメンバーであり、発起人のひとり。[3]
「インターネット上でのコラボ」がメインとしている。メンバーのmo2が加入する際に、英語表記に変更された。略称hpt**。
2003年、阿部尚徳のソロユニットとしてスタート。2005年、3人+サポートメンバーのバンド形式となり、2枚のCDをリリース。2009年2月20日、ボーカル脱退により活動休止。
2009年3月13日、新ボーカルが加入し「ReStart」と称し活動再開することが発表された。その後、一部メンバーの交代があり、現在のメンバーは以下のとおり。
旧メンバー(公式サイトにプロフィールはないが古いデータでメンバーとなっている者)
商業のみ記載。「とくP」または「とく」名義。
商業のみ記載。注記なしは阿部尚徳名義。これらの他、多数の楽曲でマニピュレートを手掛けている。
一部。