長谷井 宏紀(はせい こうき、1975年 - )は、日本の映画監督、脚本家、写真家。岡山県岡山市出身。ADONIS Aのサポートを受けている。
高校卒業後に上京、ストリートでギターを弾き、仲間やルンペンの人とともに路上で寝たり、知り合いの部屋に寝泊まりしたり、下北沢でベトナムから仕入れた指輪の露天商をしていた[1]。
その後、知人のつてで東京大学駒場寮に住む。「食べ物がなくなると皆で中野ブロードウェイに車で行って、搬入口で待ち伏せして人がいなくなるのを見計らい、胚芽米20kgとかコーンフレーク20箱とかを車に詰め込んで持ち帰ったりもした」という。[2]
駒場寮立ち退き騒動の現場でビデオを撮影した経験を契機に、一緒に住んでいた舞踏家や写真家らとギャラリー「OBSCURE GALLERY」を設立。段ボールハウスやホロコーストなどの企画展を行った。[3]
セルゲイ・ボドロフ監督『モンゴル』(ドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴル合作・米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品)では映画スチール写真を担当。
活動の拠点を旧ユーゴスラビア、セルビアに移し、ヨーロッパとフィリピンを中心に活動。
2009年、フィリピンのストリートチルドレンとの出会いから生まれた短編映画『GODOG』では、エミール・クストリッツァ監督が主催するセルビアKustendorf International Film and Music Festival にてグランプリ(金の卵賞)を受賞。
フランス映画『Alice su pays s‘e’merveille』ではエミール・クストリッツア監督と共演。
2012年、短編映画『LUHA SA DESYERTO(砂漠の涙)』(伊・独合作)をオールフィリピンロケにて完成。
2015年、『ブランカとギター弾き』で長編監督デビュー。
現在は東京を拠点に活動中。
主な作品
映画
出演
- 『Alice au pays s'e'merveille』(フランス映画)
監督
ミュージックビデオ
書籍
受賞歴
- 短編映画『GODOG』
- セルビアKustendorf International Film and Music Festival にてグランプリ(金の卵賞)
脚注
- ^ 『外道伝』リトルモア、2000年、146頁。
- ^ 『外道伝』リトルモア、2000年、147頁。
- ^ 『外道伝』リトルモア、2000年、151頁。
外部リンク