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鈴木邦夫（すずきくにお）は、日本の元俳優、スーツアクター。

人物

『ウルトラマン』『ウルトラセブン』で多くの怪獣のスーツアクターを担当した。

『ウルトラマン』など、怪獣の着ぐるみを着用する演技をする際は、怪獣の着ぐるみを造形していた高山良策から贈られた火薬防御用のヘルメットを被って演技していたというエピソードがある^[1]。ただし、ほかの着ぐるみ俳優もヘルメットを装着した写真が存在するので、鈴木だけがヘルメットを装着しているというわけではない^[2]。

引退後は、アトラクションショーの企画会社を設立した^[3]。

出演作品

映画

キングコング対ゴジラ（1962年） - 大安丸船員
フランケンシュタイン対地底怪獣（1965年） - 潜水艦乗組員

テレビ

ウルトラマン
- 第2話「侵略者を撃て」（1966年） - 防衛隊員 ※ノンクレジット^[4]
- 第19話「悪魔はふたたび」（1966年） - 青色発砲怪獣アボラス（一部）^[5]※ノンクレジット
- 第21話「噴煙突破せよ」（1966年） - 毒ガス怪獣ケムラー^[6]
- 第22話「地上破壊工作」（1966年） - 地底怪獣テレスドン^[7]
- 第25話「怪彗星ツイフォン」（1967年） - どくろ怪獣レッドキング（二代目）^[8]
- 第26・27話「怪獣殿下（前・後編）」（1967年） - 古代怪獣ゴモラ^[9]
- 第28話「人間標本5・6」（1967年） - 三面怪人ダダ^[10]
- 第30話「まぼろしの雪山」（1967年） - 伝説怪獣ウー^[11]、飯田村の村人 [2役]
- 第32話「果てしなき逆襲」（1967年） - 灼熱怪獣ザンボラー^[12]
- 第35話「怪獣墓場」（1967年） - 亡霊怪獣シーボーズ^[13]
- 第36話「撃つな! アラシ」（1967年） - 変身怪獣ザラガス^[14]
快獣ブースカ（1966年 - 1967年） - ブースカ
ウルトラセブン ※ノンクレジットを含む^{[注釈 1]}
- 第3話「湖のひみつ」（1967年） - 宇宙怪獣エレキング^{[注釈 2]}
- 第10話「怪しい隣人」（1967年） - 異次元宇宙人イカルス星人^[18]^[17]
- 第11話「魔の山へ飛べ」（1967年） - 岩見山の牧童B^[17]
- 第16話「闇に光る目」（1968年） - 捜索隊の一員
- 第18話「空間X脱出」（1968年） - 音波怪人ベル星人^[18]^[17]
- 第23話「明日を捜せ」（1968年） - 猛毒怪獣ガブラ^[18]^[17]
- 第24話「北へ還れ!」（1968年） - カプセル怪獣ウインダム^[19]
- 第25話「零下140度の対決」（1968年） - カプセル怪獣ミクラス^[19]^[17]
- 第26話「超兵器R1号」（1968年） - 再生怪獣ギエロン星獣^[18]^[17]
- 第27話「サイボーグ作戦」（1968年） - 甲冑星人ボーグ星人^[17]
- 第28話「700キロを突っ走れ!」（1968年） - 戦車怪獣恐竜戦車^[18]
- 第30話「栄光は誰のために」（1968年） - プラスチック怪人プラチク星人^[18]^[17]
- 第32話「散歩する惑星」（1968年） - カプセル怪獣アギラ^{[注釈 3]}
- 第35話「月世界の戦慄」（1968年） - 復讐怪人ザンパ星人^[21]
- 第36話「必殺の0.1秒」（1968年） - 催眠宇宙人ペガ星人^[17]
- 第37話「盗まれたウルトラ・アイ」（1968年） - ダンプカーの運転手
- 第45話「円盤が来た」（1968年） - サイケ宇宙人ペロリンガ星人^[17] ※本編部分
渥美清の泣いてたまるか第66話「おゝ怪獣日本一」（1968年） - 怪獣スーツアクター

脚注

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注釈

^ 第44話のゴーロン星人、第46話のアギラ、第48話・第49話のパンドン（改造パンドン）のスーツアクターも演じていたと記載しているものもあるが^[15]、スーツアクターの山村哲夫は鈴木とともに怪獣ショーで東北を回っていたとして終盤の作品への参加を否定している^[16]。なお、制作順は第44話より第45話の方が先である。
^ 崖からウルトラ警備隊を襲うシーンのみ^[17]。
^ 鈴木をリッガー役、加藤芳巳をアギラ役と記載しているものもあるが^[20]、山村哲夫は『ウルトラセブン研究読本』においてこれを否定している^[17]。

出典

^ 『週刊ウルトラマンオフィシャルデータファイル』（デアゴスティーニ・ジャパン）の記述より^{[要ページ番号]}。
^ 『不滅のヒーローウルトラマン白書第3版』 1991年朝日ソノラマ ISBN 4-257-03322-3 P198。
^ 『ウルトラマンになった男』古谷敏 ISBN 9784093878944 2009年小学館 P151。
^ ウルトラマン研究読本 2013, p. 54.
^ ウルトラマン研究読本 2013, p. 162-163, 「エピソードガイド第19話」.
^ 全調査報告 2012, p. 78, 「CASE FILE21 噴煙突破せよ」.
^ 全調査報告 2012, p. 80, 「CASE FILE22 地上破壊工作」.
^ 全調査報告 2012, p. 88, 「CASE FILE25 怪彗星ツイフォン」.
^ 全調査報告 2012, p. 90, 「CASE FILE26 怪獣殿下前篇」.
^ 全調査報告 2012, p. 94, 「CASE FILE28 人間標本5・6」.
^ 全調査報告 2012, p. 102, 「CASE FILE30 まぼろしの雪山」.
^ 全調査報告 2012, p. 106, 「CASE FILE32 果てしなき逆襲」.
^ 全調査報告 2012, p. 115, 「CASE FILE35 怪獣墓場」.
^ 全調査報告 2012, p. 118, 「CASE FILE36 射つな！アラシ」.
^ キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P27、119、127。
^ ウルトラセブン研究読本 2012 P201 「エピソードガイド第46話」。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ウルトラセブン研究読本 2012 P48 - 95、160 - 207 『ウルトラセブン』エピソードガイド。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P37 - 127 「story & Alien, Monster」
^ ^a ^b キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P25 - 27 「カプセル怪獣」。
^ キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P27、97、「ウルトラ怪獣DVDコレクション19 ウインダム・アギラ」P6。
^ 『円谷プロ画報 (1)』（竹書房・2013年）p.202

参考文献

講談社編『ウルトラマン全調査報告』講談社〈キャラクター大全〉、2012年12月20日。ISBN 978-4-06-218128-0。
講談社編編『キャラクター大全ウルトラセブン』講談社、2012年。ISBN 978-4-06-217833-4。
『別冊映画秘宝ウルトラセブン研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2012年。ISBN 978-4-8003-0027-0。
『別冊映画秘宝ウルトラマン研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2013年。ISBN 978-4-8003-0262-5。

[17] 第44話のゴーロン星人、第46話のアギラ、第48話・第49話のパンドン（改造パンドン）のスーツアクターも演じていたと記載しているものもあるが^[15]、スーツアクターの山村哲夫は鈴木とともに怪獣ショーで東北を回っていたとして終盤の作品への参加を否定している^[16]。なお、制作順は第44話より第45話の方が先である。

[19] 崖からウルトラ警備隊を襲うシーンのみ^[17]。

[23] 鈴木をリッガー役、加藤芳巳をアギラ役と記載しているものもあるが^[20]、山村哲夫は『ウルトラセブン研究読本』においてこれを否定している^[17]。

[1] 『週刊ウルトラマンオフィシャルデータファイル』（デアゴスティーニ・ジャパン）の記述より^{[要ページ番号]}。

[2] 『不滅のヒーローウルトラマン白書第3版』 1991年朝日ソノラマ ISBN 4-257-03322-3 P198。

[3] 『ウルトラマンになった男』古谷敏 ISBN 9784093878944 2009年小学館 P151。

[FOOTNOTEウルトラマン研究読本201354-4] ウルトラマン研究読本 2013, p. 54.

[FOOTNOTEウルトラマン研究読本2013162-163「エピソードガイド第19話」-5] ウルトラマン研究読本 2013, p. 162-163, 「エピソードガイド第19話」.

[FOOTNOTE全調査報告201278「CASE_FILE21_噴煙突破せよ」-6] 全調査報告 2012, p. 78, 「CASE FILE21 噴煙突破せよ」.

[FOOTNOTE全調査報告201280「CASE_FILE22_地上破壊工作」-7] 全調査報告 2012, p. 80, 「CASE FILE22 地上破壊工作」.

[FOOTNOTE全調査報告201288「CASE_FILE25_怪彗星ツイフォン」-8] 全調査報告 2012, p. 88, 「CASE FILE25 怪彗星ツイフォン」.

[FOOTNOTE全調査報告201290「CASE_FILE26_怪獣殿下_前篇」-9] 全調査報告 2012, p. 90, 「CASE FILE26 怪獣殿下前篇」.

[FOOTNOTE全調査報告201294「CASE_FILE28_人間標本5・6」-10] 全調査報告 2012, p. 94, 「CASE FILE28 人間標本5・6」.

[FOOTNOTE全調査報告2012102「CASE_FILE30_まぼろしの雪山」-11] 全調査報告 2012, p. 102, 「CASE FILE30 まぼろしの雪山」.

[FOOTNOTE全調査報告2012106「CASE_FILE32_果てしなき逆襲」-12] 全調査報告 2012, p. 106, 「CASE FILE32 果てしなき逆襲」.

[FOOTNOTE全調査報告2012115「CASE_FILE35_怪獣墓場」-13] 全調査報告 2012, p. 115, 「CASE FILE35 怪獣墓場」.

[FOOTNOTE全調査報告2012118「CASE_FILE36_射つな！アラシ」-14] 全調査報告 2012, p. 118, 「CASE FILE36 射つな！アラシ」.

[15] キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P27、119、127。

[16] ウルトラセブン研究読本 2012 P201 「エピソードガイド第46話」。

[研究読本-18] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ウルトラセブン研究読本 2012 P48 - 95、160 - 207 『ウルトラセブン』エピソードガイド。

[大全-20] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P37 - 127 「story & Alien, Monster」

[大全カプセル-21] キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P25 - 27 「カプセル怪獣」。

[22] キャラクター大全ウルトラセブン 2012 P27、97、「ウルトラ怪獣DVDコレクション19 ウインダム・アギラ」P6。

[24] 『円谷プロ画報 (1)』（竹書房・2013年）p.202

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[注釈 1]

[注釈 2]

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[注釈 3]

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出演作品

映画

テレビ

脚注

注釈

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