金子 薫(かねこ かおる、1990年 - )は、日本の小説家。男性。
経歴・人物
神奈川県横浜市出身。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業後、同大学大学院文学研究科仏文学専攻に在籍中の2014年、第51回文藝賞を「アルタッドに捧ぐ」で受賞しデビュー[1]。2018年、「(池田晶子記念)わたくし、つまり Nobody賞」受賞、『双子は驢馬に跨がって』で第40回野間文芸新人賞受賞。2019年、『壺中に天あり獣あり』で第32回三島由紀夫賞候補。2022年、『道化むさぼる揚羽の夢の』で第35回三島由紀夫賞候補。
著作
単行本
- 『アルタッドに捧ぐ』(河出書房新社、2014年11月)
- 『鳥打ちも夜更けには』(河出書房新社、2016年2月)
- 『双子は驢馬に跨がって』(河出書房新社、2017年9月)
- 双子は驢馬に跨がって - 『文藝』2017年春季号
- 『壺中に天あり獣あり』(講談社、2019年2月)
- 壺中に天あり獣あり - 『群像』2018年11月号
- 『進化むさぼる揚羽の夢の』(新潮社、2021年7月)
- 道化むさぼる揚羽の夢の - 『新潮』2021年5月号
アンソロジー収録作品
- 「スカピーノと自然の摂理」 - 『文学2021』(日本文藝家協会編、講談社、2021年5月)
雑誌掲載作品
- 小説
- 「成るや成らざるや奇天の蜂」 - 『文藝』2022年冬季号
- 「愚天童子と双子の獣たち」 - 『文藝』2023年夏季号
- 「独白する愛の犠牲獣」 - 『文藝』2023年冬季号
- エッセイなど
- 「〈90年代生まれが起こす文学の地殻変動〉アンケート」(『文藝』2020年冬季号)
- 「読書日録」 - 『すばる』2022年1月号 - 3月号
- 「外部も内部もない塔を建造する職業」(九段理江『東京都同情塔』書評) - 『すばる』2024年3月号
脚注
- ^ アルタッドに捧ぐ 金子薫 河出書房新社
外部リンク
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野間文芸新人賞 |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 |
- 第42回 李龍徳『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』
- 第43回 井戸川射子『ここはとても速い川』
- 第44回 町屋良平『ほんのこども』
- 第45回 朝比奈秋『あなたの燃える左手で』、九段理江「しをかくうま」
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