『酒と泪と男と女』(さけとなみだとおとことおんな)は、1975年に発売された河島英五とホモ・サピエンスのデビュー・アルバム『人類』に収録された楽曲であり、翌1976年に河島がソロ名義で初めて発売した楽曲。
概要
河島英五とホモサピエンス名義で1975年11月25日にシングルカットされ(『てんびんばかり』B面)、翌1976年6月25日に河島のソロ名義でシングルとしてリリースされヒット。シングル発売の翌年1977年に発売した1stソロアルバム「信望」にはシングルとは別の歌詞が"涙は見せられないもの"で終わりサビのリフレインがない。アレンジはシングルと同じく宮本光雄が手掛ける。また1993年にシングル用に新たに録音され、"‘93シングルヴァージョン"と区別される等幾度か再録音される
河島の代表曲として知られ[1]、フォークソングのコンピレーションアルバムにも取り上げられて収録される事がある名曲である。
作詞・作曲は河島による。『酒と泪と男と女』は、清酒「黄桜」のCMソングとして、B面の『てんびんばかり』は、TBSテレビ系テレビドラマ『3年B組金八先生』第1シリーズ第1話の挿入歌として使われた。
1981年、SMSレコードよりジャケットを変更、B面を「仁醒(一枚の絵)」に差し替え再リリース(規格品番:SR07-9)。
河島は、生前一度だけ「第42回NHK紅白歌合戦」(1991年)に出場したが、この曲は歌っていない[注釈 1]。河島が急逝した2001年の「第52回NHK紅白歌合戦」では河島の親友、堀内孝雄が生前の河島の映像をバックに本曲を歌った[1]。その堀内の歌唱前、客席で観覧していた河島の息子・翔馬から「堀内さん、ありがとう!」の大きな声が上がると堀内は男泣きしつつ「お前が好きだった龍馬には会えたか?もう何も言うまい…さらば英五」、歌唱終了後に「英五、有難う!」と絶叫する場面があった[2]。
2015年3月22日よりJR西日本大阪環状線桃谷駅の発車メロディに桃谷に縁のある河島の曲として本曲が使用されている[3]。
長男・翔馬によると、英五が18歳の時に、親戚が100人以上集まる法事で、親戚が飲み食いする様子を見て作詞・作曲したとのこと。自分の経験ではないので「~でしょう」になっている。
収録曲
作詞・作曲:河島英五/編曲:宮本光雄
- 酒と泪と男と女
- てんびんばかり
カバー
脚注
注釈
出典
関連項目