越知町(おちちょう)は、高知県の中部にある町。仁淀川中流域に位置している[1]。高岡郡に属す。
概要
伝説
源平合戦の後、安徳天皇が逃れてきたという伝説が越知町内に残っている。
横倉山の湧水には、安徳天皇が飲んだとされる「安徳水」と呼ばれる湧き水がある。
地理
高知県の中西部に位置する自然豊かな町で、町域の西部には佐川町出身の植物学者牧野富太郎が研究のためよく訪れていた横倉山県立自然公園が広がっている。また、この横倉山には、壇ノ浦の戦いから逃れてきた安徳天皇の伝説もある。また日本最古級のシルル紀の三葉虫やサンゴの化石など産出。町の中心は仁淀川・坂折川・柳瀬川の3河川が合流する場所にあり、住宅・商店が立ち並び、高知市と松山市を結ぶ国道33号が通過している。また、越知町はコスモスの名所で、コスモス祭りを始めとするイベントで観光客が多く訪れる宮の前公園もある。
地形
山地
- 主な山
- 主な峠
河川
- 主な川
湖沼
- 主なダム
筏津ダム
人口
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越知町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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越知町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 越知町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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越知町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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9,611人
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1975年(昭和50年)
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9,032人
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1980年(昭和55年)
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9,052人
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1985年(昭和60年)
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8,754人
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1990年(平成2年)
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8,234人
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1995年(平成7年)
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7,803人
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2000年(平成12年)
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7,411人
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2005年(平成17年)
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6,952人
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2010年(平成22年)
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6,374人
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2015年(平成27年)
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5,795人
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2020年(令和2年)
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5,187人
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総務省統計局 国勢調査より
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隣接自治体
- 高知県
歴史
沿革
- 明治
- 昭和
主な出来事
経済
産業
- 農業
『大日本篤農家名鑑』によれば、越知町の篤農家は「吉村長彌、片岡正一、濱田守穂、野村秋吉、里岩治平」などがいた[3]。
施設
警察
- 佐川警察署越知駐在所 - 高岡郡越知町越知甲2256番地3
消防
医療
- 主な病院
教育
中学校
- 町立
小学校
- 町立
幼児教育
越知町立幼保連携型認定こども園おちの子
越知町子育て支援センター
姉妹都市・提携都市
- 日本国内
北海道紋別郡滝上町
- 日本国外
ダラス(アメリカ合衆国)
交通
鉄道
町内には鉄道は通っていない。最寄駅は隣町の佐川町にあるJR四国・土讃線の佐川駅である。
路線バス
- 黒岩観光 - 主に国道33号を通り越知町を経由して佐川町中心部と仁淀川町を結ぶ広域線と、北側の佐川町黒岩地区を経由して佐川町中心部と越知町を結ぶ黒岩線がある。
- 広域線:佐川駅 - 越知駅 - 土佐大崎 - 狩山口・川渡
- 黒岩線:文化センター - 高北病院 - 西佐川駅 - 場所が内 - 柴尾 - 越知
- 町民バス[1] - 町中心部にあるサンプラザ越知から町内各地への路線があり、曜日を限定して運行される。
かつてはJR四国バス松山高知急行線が町内を通っており高知市や松山市に直通していた。
道路
高速道路
国道
県道
観光
名所・旧跡
- 主な史跡
- 主な神社
- 主な寺院
観光スポット
- 名勝
- 公園
- 文化施設
- キャンプ場
集落活動センター
文化・名物
祭事・催事
- ぼんぼり桜まつり(3月)
- 横畠お茶摘み(5月)
- 桐見川七夕まつり(7月)
- 文殊大祭(7月)
- によどかあにばる(7月)
- コスモスまつり(10月)
- 横畠いも煮会(11月)
- 小日浦紅葉まつり(11月)
- おなばれ(11月)
- ロマンティックイルミネーション(12月)
出身著名人
脚注
注釈
出典
参考文献
- 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
関連項目
外部リンク
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