請福酒造有限会社(せいふくしゅぞう)は、沖縄県石垣市の石垣島に本社を置く1949年創業の泡盛の蔵元である。
2024年(令和6年)に沖縄唯一の日本酒製造で知られた泰石酒造(沖縄県うるま市)について、酒類卸の南島酒販(沖縄県西原町)とともに事業承継することになり日本酒造りの拠点も石垣島に移されることになった[3]。
所在地
- 本社:沖縄県石垣市字宮良959番地
- 那覇営業所:沖縄県浦添市内間5丁目4番1号[2]
沿革
漢那憲副が農業や運送業を営むかたわら酒造免許を取得し創業した。当初は鹿児島の焼酎メーカーに住みこみしてノウハウを習得するなどの苦労があった[4]。
代表銘柄
泡盛
- 直火請福(じかびせいふく) - 直火式地釜蒸留(30度(黄色ラベル)、43度(黒ラベル))[12]
- 請福ビンテージ - 古酒3年100%(30度、43度)[12]
- 請福ファンシー - 冬季限定の一般酒(35度)[12]
- 減圧泡盛請福 - 減圧式蒸留(25度)[12]
- やいま - 八重山産「ひとめぼれ」使用、減圧蒸留(30度)[12]
- いりおもて - 西表島の湧水を使用(30度)[12]
- 朱の眠り - 新酒と古酒をブレンドした長期熟成古酒、八重山地域限定(35度)[12]
- 海の道 - 古酒51%、沖縄県内限定(25度)[12]
- ひとときのちゅら〜一瞬の美味〜 - 完全無濾過、古式蒸留、事前予約生産・酒造所直販商品(43度)[12]
- サキタリヤーおかみのごちそう泡盛 - 漢那蒸留所製造、完全無濾過、古式蒸留、酒造所直販商品(43度)[12]
- 1982 - 1982年に仕込んだ古酒100%(40度)[12]
リキュール
- 請福梅酒 - 泡盛仕込みの梅酒(12度)[12]
- 請福ゆずシークヮーサー - [13]
- 珈琲琉球流 - 泡盛「やいま」をベースにしたコーヒーリキュール(12度)[12]
脚注
参考文献
- 沖縄県酒連50年誌検討委員会編 『沖縄県酒連50年誌』 p.215、沖縄県酒造組合連合会
- 沖縄県酒造協同組合編・発行 『沖縄県酒造協同組合30年史』 p.149、2007年
外部リンク