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職業野球選手の「西村幸生」とは別人です。 |
西村 幸夫(にしむら ゆきお、1952年4月9日[1] - )は、日本の都市工学者。國學院大學観光まちづくり学部学部長。専門は、都市計画・都市保全計画・都市景観計画・市民主体のまちづくり。学位は、工学博士。
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授。東京大学先端科学技術研究センター長・東京大学副学長を歴任。國學院大學観光まちづくり学部初代学部長。
経歴
福岡県福岡市生まれ。福岡県立修猷館高等学校[2]を経て、1977年、東京大学工学部都市工学科卒業、1982年、同大学院工学系研究科博士課程修了。
明治大学工学部建築学科助手、東京大学工学部都市工学科助教授を経て、1996年、同教授。2008年より同大学先端科学技術研究センター教授を兼務。2011年、東京大学副学長に就任する。この間アジア工科大学助教授、MIT客員研究員、コロンビア大学客員研究員、社会科学高等研究院客員教授などを歴任。2013年4月-2016年3月、東京大学先端科学技術研究センター長。
2020年4月、國學院大學新学部設置準備室長を経て、2022年4月、國學院大學観光まちづくり学部長に就任。
受賞歴
- 1991年度 日本建築学会奨励賞(論文)
- 1996年度 日本建築学会賞(論文)
- 1998年度 日本不動産学会著作賞(『環境保全と景観創造』)
- 2003年度 韓国文化観光省優秀学術図書賞(『都市の風景計画』(韓国語版))
- 2005年度 日本都市計画学会論文賞(『都市保全計画』)
著書
単書
- 『歴史を生かしたまちづくり:英国シビック・デザイン運動から』(古今書院、1993年)
- 『アメリカの歴史的環境保全』(実教出版社、1994年)
- 『Civic trust:英国の環境デザイン《1978〜1991》』(駸々堂、1995年)
- 『町並みまちづくり物語』(古今書院、1997年)
- 『環境保全と景観創造:これからの都市風景へ向けて』(鹿島出版会、1997年)
- 『西村幸夫都市論ノート:景観・まちづくり・都市デザイン』(鹿島出版会、2000年)
- 『都市保全計画:歴史・文化・自然を活かしたまちづくり』(東京大学出版会、2004年)
- 『西村幸夫風景論ノート:景観法・町並み・再生』(鹿島出版会、2008年)
- 『西村幸夫文化・観光論ノート:歴史まちづくり・景観整備』(鹿島出版会、2018年)
- 『まちを想う:西村幸夫講演・対談集』(鹿島出版会、2018年)
- 『県都物語:47都心空間の近代をあるく』(有斐閣、2018年)
編著
- 『路地からのまちづくり』(学芸出版社、2006年)
- 『観光まちづくり:まち自慢からはじまる地域マネジメント』(学芸出版社、2009年)
共編著
- (町並み研究会)『都市の風景計画:欧米の景観コントロール:手法と実際』(学芸出版会、2000年)
- (寺西俊一)『地域再生の環境学』(東京大学出版会、2006年)
- (石原武政)『まちづくりを学ぶ:地域再生の見取り図』(有斐閣、2010年)
- (野澤康)『まちの見方・調べ方:地域づくりのための調査法入門』(朝倉書店、2010年)
- (伊藤穀・中井祐)『風景の思想』(学芸出版社、2012年)
- (本中眞)『世界文化遺産の思想』(東京大学出版会、2017年)
訳書
- スメート・ジュムサイ 『水の神ナーガ』(鹿島出版会、1992年)
- アラン・ジェイコブス 『サンフランシスコ都市計画局長の闘い』(共訳、 学芸出版社、1998年)
脚注
外部リンク