行田(ぎょうだ)は、千葉県船橋市の地名である。現行行政地名は行田一丁目から行田三丁目。この記事では関連町名の行田町についても記述する。
地理
船橋市の中心市街地の北方に位置する。地域の北西には中山競馬場(古作1丁目)がある。当地はもと東葛飾郡行田新田で、1889年の町村制施行時には塚田村の大字となった。塚田村は、1937年、船橋町、葛飾町、八栄村、法典村と合併して船橋市となり、行田は船橋市の大字となる。1940年、行田町と改称。1984年、住居表示整備に伴い行田1 - 3丁目となるが、一部地区は住居表示未実施のまま行田町として存続している。
当地域の中央部は、ほぼ真円をなす環状道路によって囲まれている(西側の一部を武蔵野線の線路が南北に縦断している)。区画が円形であるのは、かつてここに旧日本海軍の無線施設(海軍無線電信所船橋送信所)が設置されていたためである。現在でもその名残で、後述のような行政機関や公務員宿舎が多い。
1 - 3丁目があり、環状道路の東部が1丁目、環状道路の中央を縦断する県道を挟んで東が2丁目、西が3丁目となっている。中央は行政機関・団地、東西には住宅が広がる。
地名の由来は行徳と田尻の1字ずつを取ったものといわれる。
世帯数と人口
2017年(平成29年)11月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
行田
丁目 |
世帯数 |
人口
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行田一丁目
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1,194世帯
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2,898人
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行田二丁目
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1,417世帯
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2,492人
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行田三丁目
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1,450世帯
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2,977人
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計
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4,061世帯
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8,367人
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行田町
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[5]
交通
環状道路内の中心を片側2車線の県道9号が縦断し、南は国道14号、北は県道9号から木下街道へ接続している。この他、南西方向に京成西船駅・西船橋駅方面へ向かう道路、南東方向に新船橋駅・船橋駅方面へ向かう道路がある。いずれもラッシュアワー以外に、中山競馬場開催となる土日にも、激しい渋滞の発生することがある。
武蔵野線の線路が通過するが、駅はない。最寄り駅は東武鉄道野田線塚田駅・新船橋駅、武蔵野線船橋法典駅・西船橋駅(他に総武線、東京メトロ東西線など)、京成本線京成西船駅などである。しかし利便性を考慮すると、住民の多くは西船橋駅や船橋駅を利用していると考えられる。西船橋駅からは京成バスが、船橋駅からは日中のみ京成バスと船橋新京成バスが、他に深夜急行バスが数路線運行されている。
施設・公園など
1丁目
2丁目
3丁目
近隣地名
行田町について
行田町(ぎょうだちょう)は、1984年の住居表示実施時に対象外となった地区で、行田1~3丁目の北方に東西2箇所に分かれて残存する。葛飾川が流れている。
施設
隣接町名
西部
- 上山町(北)
- 古作(北西 - 西)
- 行田(西 - 南西 - 南 - 南東)
- 前貝塚町(南東 - 東 - 北東)
東部
- 前貝塚町(西 - 北 - 東)
- 北本町(南東)
- 行田(南)
関連項目
脚注
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湊町地域 | |
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本町地域 | |
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葛飾地域 | |
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法典地域 | |
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夏見地域 | |
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前原地域 | |
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習志野台地域 | |
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新高根・芝山地域 | |
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八木が谷地域 | |
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豊富地域 | |
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カテゴリ |