『茂七の事件簿 ふしぎ草紙』(もしちのじけんぼ ふしぎそうし)は、NHK総合テレビ『金曜時代劇』枠で放送された時代劇ドラマシリーズ。宮部みゆきの時代小説『本所深川ふしぎ草紙』、『かまいたち』、『幻色江戸ごよみ』、『初ものがたり』、『堪忍箱』を原作とする。主演は高橋英樹。
第1シリーズは2001年6月29日から同年9月21日まで全10話を放送。その後、続編として2002年6月28日から同年9月20日まで第2シリーズ『茂七の事件簿 新ふしぎ草紙』が全10話、2003年7月11日から同年8月8日に第3シリーズ『茂七の事件簿3 ふしぎ草紙』が全5話放送された。
さらに2004年2月20日から同年3月12日まで、通常放送枠にて4週に渡り、シリーズの中で特に好評だった作品をまとめた『茂七の事件簿セレクション』が放送され、第2シリーズから「落ち葉なしの椎」と「鬼子母火」、第3シリーズから「片葉の芦」と「ならず者」が再放送された。
スタッフ
登場人物
- 回向院の茂七:高橋英樹
- 本所・深川一帯を預かる岡っ引。妻のおしのは10年前に病死し、娘のお絹、義母のおかつと三人で暮らす。町の人たちからの信頼は厚く、日々をささやかに生きる庶民のために、事件の解決に乗り出して行く。小遣い稼ぎのために耳掻き作りの仕事をしている。
- おかつ:淡路恵子
- 茂七の亡妻であるおしのの母。小さい頃から深川・木場の活気と気性の荒い男たちの中で育ったため、気が強く、近所では恐れられているが、心は温かい。茂七とは口喧嘩は多いが、支えとなっている。
- お絹:星野真里
- 茂七の一人娘。幼少期に母を亡くすが、おかつや叔母のお京の支えで明るく育った。呉服屋「浜松屋」の縫い子として働き、家計を助けている。茂七も頭が上がらない存在。
- 稲荷鮨屋伊三次:原田芳雄(第1シリーズのみ)
- 富岡橋のたもとに稲荷鮨の屋台を出す謎の人物。茂七が捜査に行き詰まった時にさりげなくヒントを与える。地回りの勝蔵とは何らかの因縁がある。
放映リスト
主題歌
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