『花くらべ狸御殿』(はなくらべたぬきごてん)は、1949年(昭和24年)公開のオペレッタ映画。木村恵吾が脚本、監督。
概要
タヌキを擬人化したミュージカル『狸御殿』シリーズの1作[2]。公開当時、映画は大ヒットとなり、水の江瀧子は往年の人気を取り戻した[4]。
特殊撮影には、東宝争議により東宝を離れていた円谷英二を起用している[3][2]。本作品では、魔女が使う魔法の表現などに合成が用いられている[2]。
国際劇場にて1949年6月11日から25日まで舞台版が上演された[5]。
同年公開された『透明人間現わる』では特撮に製作費がかかり過ぎ、水の江瀧子のレヴューが撮れなくなったため、『花くらべ狸御殿』の「涙の花くらべ」の3シーンとフィナーレを流用し、編集でレヴュー場面を作り上げた[4]。
あらすじ
出演者
スタッフ
- 企画:清水龍之介
- 監督・脚本:木村恵吾
- 撮影:牧田行正
- 録音:中村敏夫、長岡栄
- 美術:上里義三[3]、太田誠一
- 作曲:服部良一
- 作詞:佐伯孝夫
- 按舞:飛鳥亮
- 演奏:中澤壽士楽団
- 照明:岡本健一、松井正夫
- 特殊撮影:円谷英二
- 編輯:宮田味津三
- 装置:梶谷市造
- 特殊工作:山本夘一郎
- 装飾:水谷秀太郎
- 背景:高橋米糊、太田多三郎
- 記録:木村恵美
- 衣装:黒澤好子
- 美粧:小林昌典
- 結髪:石井エミ
- スチール:小牧照
- 演技事務:松浪錦之助
- 進行:竹内次郎
- 製作主任:小林利勝
主題歌
ビクター・レコード
- 作詩 佐伯孝夫
- 作曲 服部良一
- 「恋のジプシー」 …暁テル子
- 「涙の花くらべ」…竹山逸郎、服部富子
- 「狸夢の街角」 …灰田勝彦
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク